建設業の請求書のデジタル化100%が可能に【株式会社インフォマート】
デジタルの力であらゆる業務を効率化する株式会社インフォマート(本社:東京都港区 代表取締役社長:中島健)は、株式会社Deepwork(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:横井朗、 以下「Deepwork」)と協業して提供している、AI-OCRで紙の請求書をデータ化する『外部連携サービス invox』(以下「invox」)に、建設業に特化した機能を追加したことを発表した。
概要
建設業のバックオフィス業務は紙文化が根強く残っている現状がある。同社は、2021年1月より、Deepworkと協業し「BtoBプラットフォーム 請求書」で受け取る電子請求書と併せて紙で届く請求書もAI-OCRでデータ化し、全ての請求書をデジタル化できる「invox」を提供している。
今回、同社は、Deepworkと共同開発し、AI-OCRで取り込んだ請求データに「工種」「費目」「細目」等を設定できる機能を追加。これにより、建設業において原価管理に必要な「原価仕訳」が容易に行える。
開発の経緯
建設業における元請けと発注先となる協力会社間の取引には複数の取引区分が存在し、発注書を交わす「取極」と、発注書を交わさない「未取極」や「随時取引」「一般経費」等がある。
発注書を交わす「取極」の請求書は、「BtoBプラットフォーム TRADE」や「BtoBプラットフォーム 請求書」で手間なく処理が行えるが、「未取極」「随時取引」「一般経費」の請求書は、発注書を交わさないため協力会社から紙やメール等、様々な手段で届いている現状がある。そのため、AI-OCRによるデータ化が有効だが「invox」では原価仕訳を行うための「工種」「費目」「細目」等を、取り込んだ請求データに紐づけできず、原価管理が困難となっていた。今回の開発により、「invox」は、建設業の企業にとって、より使いやすいサービスにバージョンアップした。
さらに、「invox」と「BtoBプラットフォーム TRADE」「BtoBプラットフォーム 請求書」を併せて利用することで、建設業でやり取りされる「取極」「未取極」「随時取引」「一般経費」等、全ての請求書のデジタル化が100%実現する。
まとめ
「外部連携サービス invox」の機能強化で、取極外請求書の取扱いが可能になったことを発表した同社。今後もより利便性の高いソリューションの提供で、建設業界をはじめとした各業界における経理業務のデジタル化を通じ、業務効率化、生産性向上に貢献するとしている。