未経験者からITエンジニアに！リスキリングプログラム「LINEヤフーテックアカデミー」受講生募集を開始

LINEヤフー株式会社（以下、LINEヤフー）は、未経験者からITエンジニアへの転職を支援するリスキリングプログラム「LINEヤフーテックアカデミー」を開設し、受講生を募集開始した。

LINEヤフーテックアカデミーとは

前身となる「Yahoo!テックアカデミー」の内容をベースに、「メタバース」（バーチャル空間）の本格活用や、応募上限・期間の撤廃などのアップデートを行うことで、受講生の継続学習や転職活動をより強力に支援する。

また、本サービスは経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」に採択されており、一定の条件を満たすことで、受講料である50万円（税抜き）の最大70％（35万円分）が補助される。

LINEヤフーは、同サービスを通じて、5年間で1万5千人のリスキリングを支援する目標を新たに掲げている。

メタバース活用で学びをサポート

同社は2022年11月に、IT人材不足の課題解決に寄与すべく、デジタル教育事業を展開するキラメックス株式会社（以下、キラメックス）と業務提携し、「Yahoo!テックアカデミー」を開設。初回の受講生のうち、プログラミング未経験者は約9割にのぼったが、「非正規雇用からエンジニアの正社員に転職」「コロナ禍でキャリアを再考し、エンジニアに転職して年収約150万円増加」などさまざまな転職事例が生まれている。

今回、サービス名称を「LINEヤフーテックアカデミー」に変更し、これまで設けていた応募条件や応募期限を撤廃。新たに「メタバース」（バーチャル空間）を本格活用することを決定した。キラメックスが自社で運営するサービスで行った検証では、メタバースを活用した人は、活用していない人と比べて、最終課題の合格までの日数が約23％減少し、期限内に最終課題に合格した人の割合も17％増加するといった効果があることがわかった。

さらに、「Yahoo!テックアカデミー」の一部カリキュラムにおいても、メタバースを試験導入した結果、8割の受講生が「メタバースを用いた学習がプラスに働いた」と回答しており、「ほかの受講生からノウハウを教えてもらった」「ほかの受講生とコミュニケーションを取ることで励みになった」などといった声があったことなどを踏まえ、本決定に至った。

これらの取り組みに加え、プログラミング未経験者向けのエンジニア求人を1000社以上保有するキラメックスのノウハウを通じて多数の企業への転職活動を支援する。

まとめ

IT人材不足は社会全体の課題となっており、育成は急務だ。社会人の学び直しから転職までをサポートする本サービスは、そうした課題解決の一助となることだろう。