自分、会社、両方の関係を捉え直す 今後のはたらくを考える上で大切な三要素とは?【株式会社ZeQ 代表取締役社長による勉強会】
2023年10月24日、MIKATA株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:小林亮介、以下:弊社)は、株式会社ZeQ(ゼクー) 代表取締役社長 阿部哲大氏(以下、阿部氏)をお招きし、自身のはたらいている環境や目的を改めて考える勉強会を実施した。
カスタマーサービスに寄り添う「ZeQ」
2023年10月24日、カスタマーサービスソフトウェアZendeskの認定プレミアパートナーである株式会社ZeQ(以下、同社)の代表取締役社長 阿部哲大氏をお招きし、「これからのはたらく」をテーマにプレゼン形式でお話いただいた。
同社は、米Zendesk社が日本支社を設立して間もない2014年からZendesk支援事業を開始し、延べ500社を超える企業のカスタマーサポート・ヘルプデスク周りの課題解決を支援している。
はたらく=会社✕自分
阿部氏は「はたらくを考える上で、まずは自分、会社、両方の関係について捉え直すことが重要だ」とし話を進めた。
自分を捉え直すことについて、能力、キャパ、原動力の3つの視点があると阿部氏。具体的には、「自分は何ができるかを言いきれる能力」「何をどれだけ抱えられるかのキャパシティ」「何が自分を突き動かすかの原動力」の3つだ。会社だけでなく、自分自身がさまざまなコミュニティに属しているからこそ「何ができるか、どれだけ抱えられるか、突き動かすもの」を考え発信することが重要だとした。
会社を捉え直すことについては、まず会社は誰のもので何のために存在するかについて参加者に問うた。会社は株主のものではあるが、従業員、顧客、代表取締役のものでもあること。どの会社も、より良い世の中にするために存在していると定義づけた。より良い世の中にするための仕組みとしては「事業が生まれ、会社がもうかり、税金が増えることで世の中が変わる」と阿部氏。当初はもうかるという言葉に抵抗があった阿部氏だったが、もうかることは世の中が良くなっていることだと考えられるようになったという。
お金、時間、やりがいの悩みに対する問題とは?
会社と自分の関係を捉え直すことについて「お金、時間、やりがい」の3つの視点があると阿部氏。それぞれの悩みは下記に代表される。
お金の悩み「結果を出してもその分反映されない」について、阿部氏は「会社は定年や再雇用、転職しない可能性を視野に入れたお金の計画が必要だ」という。年収300万円の方が新卒から70歳まで働く場合、会社負担額は約1.8億円にも及ぶそうだ。従業員1人あたりがこの金額だと考えると、会社は貯金せざるを得ないことが納得できるだろう。
またお金について考える上で、自分が会社内でどの部分を担当しているかを把握することが大事だとしている。例えば、原価の部分は「編集部、マーケティング部」、一般管理費は「管理部」、売上は「営業部」などだ。この立ち位置がわかっていることで、会社が喜ぶことや自分のすべきことが把握できるとした。
やりがいに関する悩みの「頑張っているのに評価されない」に関しても、自分の立ち位置がどこにあるのか、会社から何を期待されているかを把握し双方ですり合わせる必要があると述べた。
まとめ
今回の勉強会に関して、弊社代表の小林は「会社の仕組みを原価や売上などに分け、部署を当てはめることで自分の立ち位置を把握する話が印象的だった。今後弊社でも働き方を考える上で参考にしたい」と述べた。
会社と自分の関係を捉え直す上で出た悩みは自分本位の悩みがほとんどだ。会社に属する選択をしている以上は、会社に貢献できているかやどれだけ成果を上げられているかを考えながら仕事をすることが求められるだろう。