4割以上の総務が転職意向あり「総務スキルを生かしてキャリアアップしたい」「年収を上げたい」などポジティブな声
日本で唯一の総務専門誌『月刊総務』を発行する株式会社月刊総務(所在地:東京都千代田区、代表取締役:豊田健一)は、全国の総務担当者を対象に「総務の仕事についての調査」を実施し、93名から回答を得たと発表した。
4割以上の総務が転職意向あり
同社は総務の転職意向についても調査。「とてもある」と「ややある」が合わせて42.0%と、4割以上が転職を考えていることがわかった(n=93)。
転職したい理由には「総務スキルを生かしてキャリアアップしたい」「年収を上げたい」など、ポジティブな理由が挙げられた(n=39)。
<転職したい理由/一部抜粋>
・オールドエコノミーな会社から変化を楽しめる環境で仕事がしたい
・60歳定年ではなく、長く働ける会社が良い
・自身が昨今、カウンセリングやキャリコンサルティングや健康運動の資格を取得して実践出来る環境に身を移したい
・独立含め、会社に依存せず自分の力、自分の責任で働けるようなスタイルを築きたい
<転職しようと思わない理由/一部抜粋>
・現在の会社でも創造的な仕事ができていて満足しているため
・総務の立ち位置を上げて戦略部門にしていきたい
・経営に関わる業務を任せていただいているため
これまでの総務とこれからの総務
同社が2023年に総務として力を入れたテーマ及び2024年に総務として力を入れたいテーマについて尋ねたところ、いずれも「社内コミュニケーション」が最多となった。「健康経営・ウェルビーイング」は2023年に力を入れたのは25.8%だったのに対し、2024年に力を入れたいとの回答は37.6%。より注力したいと考えている企業が増えていることが明らかになった(n=93)。
同社は、2023年を振り返って総務にとってどのような年だったかを表す1文字を尋ねたところ、最も多い回答は「変」となったことを明らかにした(n=68)。続いて、2024年をどのような1年にしたいかを表す1文字については「挑」が1位となった(n=66)。
また、同社が今の総務は会社にとってどういう立場だと思うか尋ねたところ「なんでも屋」が74.2%で最多に。加えて、2030年に総務は会社にとってどういう立場になっていたいかとの設問では「プロフェッショナル集団」「経営の参謀」がいずれも6割を超えた(n=93)ことが明らかとなった。
続いて、総務の仕事はAIに代替されると思うかとの問いには「とても思う」と「やや思う」が合わせて57.0%という結果に(n=93)。AIの進展によって総務の仕事はどう変化すると思うかとの設問では「とてもおもしろくなる」と「ややおもしろくなる」が合わせて76.4%と、約8割がAIの進展をポジティブに捉えていることがわかった(n=93)。
調査概要
調査機関:株式会社月刊総務調査
調査対象:『月刊総務』読者、「月刊総務オンライン」メルマガ登録者ほか
調査方法: Webアンケート
調査期間:2023年10月12日〜2023年10月23日
有効回答数:93件
出典元:4割以上の総務が転職意向あり。「総務のスキルを生かしてキャリアアップしたい」など前向きな声も(株式会社月刊総務)
まとめ
多岐にわたる業務を担う総務部門。多くの人が「なんでも屋」のポジションから「プロフェッショナル集団」「経営の参謀」へと考えていることが、本調査により明らかとなった。約4割は転職意向もあり、その理由としてはポジティブなものも多数挙げられた。スキルアップを目指せる職場環境の提供が、人材確保のキーとなりそうだ。オフィスのミカタでは総務部門の市場価値を高めるために必要とされるスキルについてまとめている。参考にしていただきたい。
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