2023年人気&ニーズが増えた知見とは?「ChatGPT」に関するビジネス相談・調査が急増加
株式会社ビザスクは、世界190カ国60万人超が登録するグローバルなナレッジプラットフォームを運営。新規事業開発、DX推進、業務効率化といった変革に挑む企業とあらゆる業界業種の個人の知見をマッチングする、多様なスポットコンサルサービスを提供している。例年、1年間にマッチングした案件タイトルを分析し、その年の人気知見ランキングを発表。今年も、2023年に同社でマッチングしたインタビュー約6.5万件を分析し、2023年を振り返る3つのランキング「2023年人気のビジネス知見TOP10」「2022→2023 “ニーズが増えた”知見TOP10」「2023年 人気のビジネス知見~海外編~TOP10」を発表した。
2023年 人気のビジネス知見TOP10
1位は2021年から3年連続「IT」となり、上位は昨年と同様の結果となった。「AI」が新たにランクインしており、デジタル化のその先の可能性が着目されるビジネストレンドを反映している。また「人材」がランクアップし「人事」が初ランクインを果たした。人的資本経営が推進される状況や各業界で人手不足が深刻化する中で「人」への投資や採用を検討する企業の動きがうかがえる。
2022→2023 “ニーズが増えた”知見 TOP10
今年は「生成AI」が圧倒的なトップとなり、2022年12月のサービス開始以降、年間を通じて世界中の話題を席巻した「ChatGPT」を初め、生成AI関連のビジネス相談が急増している。多くの企業が自社の事業展開や業務の効率化において「生成AI」の活用について探る大きなトレンドが見られる。さらに「観光・旅行」「インバウンド」といった海外需要に関する知見へのニーズが増えている点も注目だ。COVID-19に関連する規制が徐々に収まり、インバウンドをターゲットにした観光・旅行業界が盛り上がりを見せていることがうかがえる。
2023年 人気のビジネス知見~海外編~TOP10
同社の米国Coleman Research Group, Inc.買収から2年が経ち、データベースの統合が進んだ結果、より多くの国内企業に対してスピーディーに海外知見をマッチングすることが可能となった。今回新たに「EC」「AI」「通信」がランクインし、世界的なトレンドに即したより幅広いテーマで海外の先進的な事例や知見を求める企業の動きが高まっていることが伺える。
まとめ
「生成AI元年」とも言える盛り上がりを見せた2023年。ランキングからは、多くの企業が外部のエキスパートからのアドバイス、情報を求め、イノベーション創出に挑戦する動きが見受けられた。2024年、こうした動きはますます加速化していくのではないだろうか。一般社団法人日本ディープラーニング協会では、生成AI活用を検討する企業に向けて、利用ガイドラインのひな形を公開している。参考にしてみてはいかがだろうか。
参考:生成AIの利用ガイドライン