補助金申請の経験がない中小企業は5割超! 活用企業の6割超が好影響実感
中小企業をはじめ多くの企業の補助金申請をサポートする補助金コネクト株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:岩井康一)では、経営者1015名を対象に、中小企業の補助金活用に関する調査を実施。中小企業における補助金申請の経験有無や、活用による効果への実感などを明らかにした。調査結果の概要についてお伝えする。
中小企業の半数以上は「申請したことはない」
本調査結果によると「補助金/助成金を申請したことがあるか」との質問に、55%の経営者が「申請したことはない」と回答したという。同社によれば、企業規模が小さければ小さいほどこの割合は高くなることが報告されている。
また、申請したことがない理由としては「どのような制度があるかわからない」「頼りたくない」「手続き・申請が難しい」などが上位に並んだ。
一方で、補助金/助成金を申請したことがある中小企業は、財務状況の改善や業務効率化、利益率や売上の向上など、約63%が何かしらの良い影響があったと回答したことも明らかになった。
同社はこうした結果を受けて「日本の企業の約99.7%は中小企業であると言われています。中小企業が補助金や助成金を活用することで、中小企業の経営力が強化されるだけでなく、ひいては日本経済の活性化につながることが期待できます」とコメント。
しかし、補助金/助成金を申請した企業からは「書類作成や資料の収集に時間がかかった」「自社が該当するか分からなかった」「必要書類の収集に時間がかかった」など、申請にあたって多くの苦労があったとの声も寄せられているという。
調査概要
対象:社長・CEO、もしくは会長・副会長
実施期間 :2024年3月~4月
実施方法 :GMOリサーチ&AIのネットリサーチ(インターネット調査)
回答者数 :1015名
出典元:【2024年】中小企業補助金活用アンケート結果(補助金コネクト株式会社)
まとめ
補助金を申請する際には多くの時間と労力が必要となるが、企業規模が小さければ専任の担当者が存在しないことなどから諦めてしまうことも多いと推察される。実際に本調査では、中小企業の半数以上は申請経験がないことがわかった。
一方で、本調査結果を見ると補助金活用により好影響を実感している中小企業も多く存在している。ツールの活用や支援機関のサポートなどを受けることも視野に入れ、今後の補助金活用について改めて検討してみてはいかがだろうか。