掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

約9割が入社後にギャップを感じ、約7割が転職を意識 エン・ジャパン調査

2025.01.16

エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)は、運営する若手ハイキャリア向けスカウト転職『AMBI』で、 39歳以下のユーザーを対象に「入社後ギャップ」についてアンケートを実施。若手社員が入社後にどのようなギャップを感じているか、それにより転職意向にどのような影響があるかなどを明らかにした。

調査概要

調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『AMBI』を利用する39歳以下のユーザー
調査期間: 2024年5月3日~6月9日
有効回答数:929名
出典元:20代・30代のビジネスパーソン900人に聞いた 「入社後ギャップ」調査 ー『AMBI』ユーザーアンケートー(エン・ジャパン株式会社)

約9割が入社後にギャップ 具体的な内容は?

約9割が入社後にギャップ 具体的な内容は?
「想定より悪かった」ギャップについて当てはまるものを教えてください。(複数回答可/男女別)

本調査結果を見ると「入社後にギャップを感じた経験はありますか?」との質問に対して87%が「ある」と回答している。

同社は「想定より良かったギャップ」の上位は「職場の雰囲気(40%)」「仕事内容(31%)」で「想定より悪かったギャップ」でも「仕事内容(39%)」「職場の雰囲気(38%)」が上位に並んだことを報告している。

また本調査では、入社後ギャップを感じたことがある人を対象に「入社前の企業調べの段階で、事前に防げたギャップだったと思いますか?」と質問。42%が「そう思う(そう思う:8%、どちらかと言うとそう思う:34%)」と回答したという。一方で、52%は「そう思わない(そう思わない:24%、どちらかと言えばそう思わない:28%)」と回答したことも報告された。

なお「事前にもう少しチェックすべきだったと思うもの」についてもは「社員面談(39%)」「求人サイト(34%)」「口コミサイト(34%)」「職場見学(33%)」が多く挙げられたようだ。

入社後ギャップによる転職・退職意向

続いて本調査では、入社後ギャップを感じたことがある人を対象に「ギャップが原因で転職したことはありますか?」と質問。「転職したことがある(34%)」「転職はしていないが、転職活動をしたことはある(33%)」との回答が寄せられたという。

その原因になった一番のギャップポイントとしては「職場の雰囲気(34%)」「仕事内容(34%)」「給与(33%)」が多く挙げられている。

同社はさらに具体的な内容として、回答の一部を抜粋して紹介した。

「職場の雰囲気」
・あまり挨拶がなく、メンバーとして歓迎されていないと感じた。(20代男性)
・社内の人間関係がとても悪く、ネガティブな噂話ばかり聞こえてきて、もっと前向きに働きたいと思った。(30代女性)

「仕事内容」
・入社時に聞いていた仕事内容とは違う業務のほうが多く、自分のやりたいこととの乖離があった。(20代女性)
・仕事内容が、将来の自分自身の市場価値を高めるためには適さないと感じた。(20代男性)

「給与」
・賞与の支給額が想像以上に少ないときがあり、評価制度に疑問を持った。(20代女性)
・年間の営業目標を150%達成しても、評価されずに昇給にいたることはなかった。(30代男性)

まとめ

本調査では多くの人が入社後にギャップを感じており、それにより転職意向が高まった経験を持つことが明らかになった。実際に転職した人も3割を超えており、離職防止のために入社後のギャップを減らすことが重要だと示唆された。

特に離職の要因となったギャップの上位には「職場の雰囲気」や「仕事内容」「給与」が挙げられており、入社前の職場見学や面談が不十分だった可能性も考えられる。採用から入社までの期間を活用し、十分な情報提供ができるよう工夫してみてはいかがだろうか。