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内定者が求めるのは「先輩社員との関係構築」 ALL DIFFERENT調査

2025.01.28

ALL DIFFERENT株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)およびラーニングイノベーション総合研究所は、2024年10月15日~12月9日の期間で、2025年入社予定の内定者414人を対象に「内定者意識調査」を実施。内定辞退や早期離職を防ぐ上では、内定者の気持ちや不安に寄り添う入社前のサポートが重要だとして、25卒内定者が内定期間に抱く気持ちと想定する入社後の困難について明らかにした。

調査概要

調査対象者:同社が提供する内定者向け研修の受講者(2025年卒業予定)
調査時期:2024年10月15日~12月9日
調査方法:Web・マークシート記入式でのアンケート調査
サンプル数:414人
出典元:【内定者意識調査】25卒が内定期間に求める支援1位… 先輩社員との関係構築| ニュースリリース |人材育成・社員研修(ALL DIFFERENT株式会社)

社会人になる気持ち「不安・心配」が約7割

社会人になる気持ち「不安・心配」が約7割

本調査ではまずはじめに、25卒内定者に対して、社会人になるにあたりどのような気持ちが強いか質問。その結果「不安・心配な気持ち(69.3%)」「嬉しさ・楽しみな気持ち(48.8%)」「期待感(43.0%)」といった回答が上位に挙げられたという。

具体的な不安としては「自分の能力で仕事についていけるか(68.4%)」「しっかりと成果を出せるか(54.1%)」「先輩・同期とうまくやっていけるか(42.5%)」「上司とうまくやっていけるか(38.4%)」などが多いようだ。

同社の報告によれば、入社に向けて期待することについて尋ねる項目では「色々なことを学び成長できる(67.9%)」「給料がもらえる(55.8%)」「社会の役に立てる(38.4%)」といった回答が多く寄せられたという。

想定する入社後の困難と求めるサポート

想定する入社後の困難と求めるサポート

次に本調査では、学生から社会人への転換期を迎える内定者が、入社後にどのような困難に直面すると考えているかを明らかにしている。回答の上位には「仕事が難しい(48.8%)」「生活リズムの変化(45.9%)」が挙げられたという。次いで「仕事を覚えられない(34.5%)」「社会人としての考え方の習得(33.1%)」「社会人の基礎的なマナーの習得(31.4%)」といった回答が並んでいる。

また、内定期間中、入社する会社からどのようなサポートを受けたいと考えているか尋ねる項目では「先輩社員との人間関係を築く機会がほしい(51.2%)」との回答が最大の割合を示したという。そのほか「他の内定者との人間関係を築く機会がほしい(43.7%)」「マナーや仕事の進め方など、社会人の基礎を教えてほしい(38.6%)」が上位に挙げられている。

まとめ

多くの内定者が入社前の時点で不安や心配を抱えていることが明らかになった。そうした中で企業はどのようなサポートを行うべきなのだろうか。本調査では「先輩社員との関係構築」に関するサポートを望む声が多く寄せられている。

本結果から、入社後には様々な困難が待ち受けていると想定している内定者たちだが、先輩社員との良好な関係が築けていれば、そうした困難を乗り越えられるとも考えている様子がうかがえる。

内定辞退や早期離職を防ぐ上で、内定者の不安や心配を入社までに少しでも軽減することは欠かせない取り組みである。自社でどのように内定者をサポートしていくか、改めて考える機会としていただきたい。