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女性の約9割が職場のストレスで転職検討 キャリアデザインセンター調査

2025.02.05

株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区、代表取締役社長兼会長:多田弘實)が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は働く女性324名を対象に「ストレス」についてアンケートを実施。ストレスの原因や、転職意向への影響などを明らかにした。

調査概要

調査内容:第102回「ストレス感じてる?」 / データで知る「女性と仕事」
調査期間:2024年12月10日~12月22日
有効回答数:324名
調査対象:女の転職type会員
調査方法: Web上でのアンケート
出典元:【アンケート調査】ストレス感じてる?(株式会社キャリアデザインセンター)

ストレスレベル10段階で表すと?原因は「給与・待遇・評価制度」が最多

ストレスレベル10段階で表すと?原因は「給与・待遇・評価制度」が最多

本調査ではまずはじめに、仕事でのストレスレベル(※1が最も低く、10が最も高い)を尋ねており「7~8(36.3%)」と答えた人が最も多い結果となったことが報告された。次いで「9~10(24.7%)」「5~6(17.9%)」が続いており、5〜10を選択した人が約8割に及んでいる。

ストレスを感じる原因としては「給与・待遇・評価制度(56.1%)」「人間関係(45.3%)」「仕事とプライベートの両立(26.9%)」が上位に挙げられたという。

また、ストレスを感じる相手については「上司(61.0%)」が圧倒的に多く、次いで「同僚(39.9%)」「自分自身(18.8%)」が続いている。

ストレスを軽減する取り組み「特にない」が3割超 転職への影響は?

ストレスを軽減する取り組み「特にない」が3割超 転職への影響は?

本調査では続いて、社員のストレス軽減のために職場で行われている取り組みについて質問。「ストレスチェックの実施(41.7%)」が最も多い一方で、2番目には「特にない(34.5%)」が挙げられたという。

ストレスを感じた時の対処法については「美味しいものを食べる(65.0%)」「睡眠をとる(48.9%)」「家族や友人に話す(48.4%)」が上位に並び、自身でリフレッシュする方法をとっている人が多いことがわかった。

また「職場のストレスが原因で転職を考えたことがありますか」との設問では92.3%が「ある」と回答したことが報告された。

まとめ

本調査結果からは、多くの女性が職場でのストレスを感じており、それに対する企業の取り組みが不十分である様子がうかがえる。ストレスが原因で転職を考えた経験を持つ人は9割を超えており、従業員のストレスを解消する取り組みの重要性が改めて示唆されている。

本調査ではストレスを感じた時の対処法として、自分自身でリフレッシュする方法が上位に並んだ。これらは一時的な気分転換としては有効だが、根本的な原因を解決することにはつながらない。

企業側は離職防止のためにも、従業員が感じるストレスの原因を把握し、解消に必要な取り組みを実施していく必要があるだろう。また、気分転換に活用できる福利厚生を充実させるなど、日頃からストレスを軽減しやすい環境を整えることも重要ではないだろうか。