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上司からの毎日のフィードバックが成長に ALL DIFFERENT調査

2025.02.12

ALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社(所在地:東京都千代田区 代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®は2024年10月12日~10月15日、社会人1年目社員300人を対象に、上司とのコミュニケーションの実態について意識調査を実施した。

調査概要

【ラーニングイノベーション総合研究所「社会人1年目社員の意識調査(上司とのコミュニケーション編)」】
調査対象者:社会人1年目の就労者
調査時期:2024年10月12日~10月15日
調査方法:調査会社によるインターネット調査
サンプル数:300人
出典元:【入社1年目社員の意識調査】上司とのコミュニケーション| ニュースリリース |人材育成・社員研修(ALL DIFFERENT株式会社)
※各設問において読み取り時にエラーおよびブランクと判断されたものは、欠損データとして分析の対象外としている
※構成比などの数値は小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%とならない場合がある

上司とのコミュニケーション「頻度」と「満足度」

上司とのコミュニケーション「頻度」と「満足度」

本調査ではまずはじめに、職場で上司と主にどのような手段でコミュニケーションをとっているのか質問。最も多い回答は「対面(78.9%)」で、次いで「オンライン会議(19.8%)」「チャット(16.7%)」「電話(13.7%)」が続いている。

続いて、上司とどれくらいの頻度でコミュニケーションをとっているのか尋ねる項目では「1日に複数回(40.7%)」との回答が多く寄せられたという。「1日に1回程度(15.0%)」を合わせると、55.7%が毎日コミュニケーションをとっていることになる。

次に本調査では、上司とのコミュニケーションが十分と感じているかどうかの回答割合を、上司とのコミュニケーション頻度ごとに分析。1日に複数回、上司とコミュニケーションをとっている社会人1年目社員の73.0%が、コミュニケーションの量を「十分(そう思う/ややそう思う)」と思っていることが判明したという。また同じようにコミュニケーション量を「十分」と感じている割合は、1日1回程度の群が68.9%、1週間に2~3回程度の群が60.0%であったことが報告された。「不十分(そう思わない/あまりそう思わない)」と感じる割合は、コミュニケーション頻度が低くなるにつれて高まることも判明している。

上司からのフィードバック「頻度」と「受け止め方」

上司からのフィードバック「頻度」と「受け止め方」

本調査ではさらに、コミュニケーションの中でも、フィードバック(問題点を指摘し、ともに改善策を考える双方向型コミュニケーション)に焦点を当てて質問している。

まず、上司とコミュニケーションをとっていると回答した社会人1年目社員に対して、上司からどれくらいの頻度でフィードバックをもらっているか、質問。「1日に複数回」と「もらっていない」との回答が、ともに20.7%で最多だったと報告された。次いで「1日1回程度(19.8%)」「1週間に2~3回程度(19.4%)」が続くという。

続いて本調査では、上司からのフィードバックを社会人1年目社員がどのように受け止めているかを明らかにしている。上司からのフィードバックは気づき・成長につながっていると思うかという設問では、1日に複数回フィードバックを受けている社会人1年目社員の87.2%が「気づき・成長につながる(そう思う/ややそう思う)」と回答したことが判明。同じように回答した割合は、1日に1回程度の群が80.0%、1週間に2~3回程度の群が61.4%で、1カ月に1回未満の群では、「気づき・成長につながらない(そう思わない/あまりそう思わない)」と回答した割合が66.7%にも及んでいる。

まとめ

本調査結果からは、社会人1年目社員の成長を後押しするうえで、1日1回以上コミュニケーションを取ることや、フィードバックの頻度を高めることの重要性が示唆された。

働き方の多様化が進む中で、社内コミュニケーションに課題を抱える企業も少なくないだろう。同社は日常的なコミュニケーションを増やすためには、対面に限らず様々な手段を用いることを推奨している。

人事担当者は1年目の社員が上司とどのようにコミュニケーションをとっているか、現状の量・質を把握した上で、必要に応じた改善策を講じていく必要がありそうだ。