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賛成派多数の「週休3日制」実現に向けて必要なのは? 楽天インサイト調査

2025.03.19

楽天インサイト株式会社は「働き方に関する調査」をインターネットで実施。理想の働き方に関する考えや、東京都が2025年度から導入する「選択的週休3日制」に対する認知度や賛否を明らかにした。

調査概要

調査エリア: 全国
調査対象者: 20歳~69歳 男女
回収サンプルサイズ: 1000サンプルサイズ
調査期間: 2025年1月31日から2月4日
調査実施機関: 楽天インサイト株式会社
出典元:働き方に関する調査(楽天インサイト株式会社)
※本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合がある

理想の働き方「オフィス出社中心」が最多

理想の働き方「オフィス出社中心」が最多

本調査結果を見ると、理想の働き方(形態)について「オフィス出社中心(71.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「ハイブリッド(テレワークとオフィス出社の併用)(12.0%)」「テレワーク中心(9.4%)」が続いている。性年代別でみると「オフィス出社中心」では男性20代(81.0%)が最も多く、次いで女性20代(78.0%)が続いたという。

また、現在の働き方(形態)については「オフィス出社中心(74.5%)」「ハイブリッド(テレワークとオフィス出社の併用)(9.8%)」「テレワーク中心(7.9%)」との回答割合になったことが報告されている。

「選択的週休3日制」は賛成派が半数超 実現に必要なのは?

「選択的週休3日制」は賛成派が半数超 実現に必要なのは?

続いて本調査では「あると嬉しい制度」について質問しており「週休3日制(38.5%)」との回答が最多となったことが報告された。さらに、東京都が2025年度から採用する「選択的週休3日制」を知っているか尋ねる項目では「知っている」計(「知っている」(14.8%)と「なんとなく知っている」(37.6%)の合計)は52.4%と半数を超えている。

また「選択的週休3日制」の賛否については「賛成(51.1%)」「どちらとも言えない(42.9%)」「反対(5.9%)」と「賛成」が「反対」を大きく上回ったという。

「選択的週休3日制」への賛成理由としては「趣味や家族との時間を充実させられるから(65.7%)」との声が最も多く寄せられている。一方で、反対理由の上位には「収入が減る可能性があるから(48.4%)」「仕事量が変わらず、負担が増える可能性があるから(35.5%)」「職場の人手不足が深刻化する可能性があるから(29.0%)」が挙げられたという。

まとめ

本調査では理想の働き方と実際の働き方に関する回答が近い割合を示しており、理想の働き方を実現できている人も多くいると考えられる。一方で、選択的週休3日制には半数以上が賛成しており、ワークライフバランスの改善を望む人が多いことも判明した。

しかしながら、選択的週休3日制には少数ながら反対派も存在している。実現の鍵となるのは、反対理由の解消ではないだろうか。挙げられた理由を見ると、働く日数だけが減少し、負担が増加することを懸念している様子がうかがえる。週休3日制を実現し、従業員のワークライフバランスを改善するためには、制度づくりと同時に業務効率化への取り組みが重要となりそうだ。