60%が十分な休息や睡眠を取れずに「5月病」に？　Oisix調査

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：高島宏平）が展開する「Oisix」は、食のサービスを通して多忙な人の不調に寄り添いたいとの考えから、5月ごろに生じる心身の不調「5月病」の実態調査を実施した。

調査概要

オイシックス・ラ・大地 5月病調査（2025）
調査時期：2025年4月25日～2025年4月27日（インターネット調査）
調査属性：15歳から65歳の全国の男女（838名）
出典元：Oisixが「5月病」の実態を調査　60％が十分な休息を取れていないことが判明　最大の要因は「仕事や家事に追われていた」 50％が家事サポートサービスの利用意向有（オイシックス・ラ・大地株式会社）

7割超が「疲労感・だるさ」を実感　解消に必要なのは「休息や睡眠」

同社は本調査で「5月病を経験したことがある」と回答した人が45％であったことを報告。具体的な症状を尋ねる項目では「疲労感・だるさ（71%）」「元気ややる気の低下（57％）」などが多く挙げられたという。さらに84％の人が、5月病は「日常生活（仕事や家事など）に影響がある」と回答したことも明らかになった。

また、5月病の解消に効果的なものが何か尋ねる項目では「休息や睡眠を十分にとること（66％）」との回答がトップに。一方で「休息や睡眠を十分にとること」が5月病に効果的だと答えた人に実践できていたかを尋ねたところ、60%が休息や睡眠を十分に取れていなかったと回答したことも判明している。その理由として最も多く挙げられたのは「仕事や家事に追われていた（62％）」だったという。

また同社は、5月病を経験したことがあると回答した人に、5月病解消のために家事をサポートするサービスを利用したいか質問。「利用したい（50％）」との回答が半数に及んだことを報告した。具体的に利用したい家事のサポートサービスとしては「料理（47%）」「献立を考える（44％）」「食事の買い出し（36％）」「食事の片付け（33％）」が多いようだ。

まとめ

ゴールデンウィーク明けに問題視される「5月病」は、特定の人に関わらず、どのような人にでも起こり得る不調だ。日頃から従業員の心身のケアに取り組んでいる企業としても、より注意して対策を講じておきたい時期だろう。

本調査では「休息と睡眠」が解消に効果的だと考えている人が最も多いものの、十分に取れなかったとの声も多く寄せられている。また、家事のサポートを望む人も半数に及んでおり、心身を休める時間の捻出を必要としている人の多さがうかがえる。

福利厚生サービスの充実などで、従業員が十分に休息と睡眠を取れるようサポートすることが、5月病をはじめ、従業員の心身の不調を防ぐ有効な手段となりそうだ。改めて自社の取り組みが充実したものとなっているか、今後の新たな取り組みの検討も含め、見直す機会としてみてはいかがだろうか。