会社員の約8割「物価上昇」への対応や家計維持を不安視 フリー調査
フリー株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔)は、副業を実施していない会社員と副業を実施している会社員を対象とした物価上昇と働き方に関するアンケート調査を実施した。
調査概要
調査期間:2025年11月25日〜12月3日
調査方法:Webアンケート方式
調査対象:副業を実施していない会社員、副業を実施している会社員に当てはまる全国の20〜60代男女
回答者数:1232名(副業をしていない会社員:725名、副業を実施している会社員:507名)
出典元:2025年のキーワード「物価上昇」と「働き方」に関する調査を実施 約8割の会社員が物価上昇に対して、現在のキャリアで対応できるか「不安」と回答(フリー株式会社)
8割近くが「将来の家計維持」を不安視
本調査ではまずはじめに、物価上昇を日常生活で感じているかを質問。77.5%が「感じる」と回答した。続いて「今の働き方やキャリアで将来の物価高や生活費に対応できるか」をたずねた項目では、77.1%が「不安」と回答。副業の有無に関わらず、8割近くの会社員が将来の家計維持に不安を感じていることがわかった。
物価上昇への対策への興味・関心「副業」の有無で違い
次に、物価高対策として興味・関心があるものについて「副業なし」と「副業あり」の会社員別に比較。その結果、副業なしの層ではポイ活や節約が上位に。副業ありの層では「副業」への関心が最も高いことが明らかになった。副業ありの層では、なしの層に比べて「副業」への関心が2.5倍「独立・起業」への関心が4.3倍以上高い結果となった。
また、副業を実施していない会社員を対象に、これまで副業を実施してこなかった理由についてたずねた結果「副業をする時間の余裕がない」「知見やスキルが不足していると思うから」が26.3%で同率トップとなった。
なお、副業を実施している会社員が現在行っている副業の業務内容としては「プライベートの趣味や特技を活かしたサービス提供」「スキマバイト」「会社員での知見を活かしたサービス提供、コンサルティング」などが多く挙がった。
まとめ
副業の有無を問わず、多くの人が物価上昇への対応に不安を抱えている現状が明らかになったが、それに対する対策としての関心は、副業の有無で大きく違うようだ。
副業を実施している人の多くが、趣味やスキルなど、既存の知見を活用する業務を副業として行なっている一方で、副業をしていない人は、そうした知見が不足していると感じていることも判明している。
従業員の副業は企業にとってもメリットがあり、この機会に社内での推進を検討してみても良さそうだ。その場合には、従業員が十分な時間を確保できるような業務配分の見直しと、副業の実践を見越したキャリアアップの機会の提供が必要となるだろう。












