「セキュリティ関連求人数」3年で2.5倍、倍率は42倍超 レバテック調査
レバテック株式会社が「IT人材の正社員転職市場動向」を発表。同社のデータをもとに、IT人材の転職市場における需給の変化を明らかにした。
IT人材「転職希望者数」昨年比136%、求人倍率は高水準が継続
同社の発表によると、IT人材の転職希望者数は2025年12月時点で昨年比136%となり、増加傾向が続いている。特に20代の転職希望者数が前年比約1.4倍と、大きく伸びたことが明らかになった。
そうした中で、2025年12月時点のIT人材の転職求人倍率は10.4倍と、引き続き極めて高い水準を維持。正社員求人数も昨年比126%と増加しており、企業による採用意欲の強さがうかがえる。
IT人材の求人、製造業界で4.6倍に
また、セキュリティ関連の正社員求人数について2025年12月時点でみると、直近3年間で約2.5倍に拡大。求人倍率は42.6倍と、極めて高い水準に達したことがわかる。サイバー攻撃の高度化・拡大を背景に、セキュリティ領域の職種で需給の逼迫が加速しているようだ。
なお、業界別にIT人材の求人動向をみると、製造業界において直近3年間で約4.6倍に増加している。同社は「工場のデジタル化やスマートファクトリー化の進展を背景に、設備データの活用や生産プロセスの最適化、品質管理の高度化を担うIT人材へのニーズが高まっている」と解説している。
出典元:サイバー攻撃激化でセキュリティ人材の需給逼迫が加速、求人倍率は42倍超えに(レバテック株式会社)
※求人倍率の定義:
【算出式】求人倍率=求人数÷転職希望者数
【求人数】レバテックのエージェントサービスで募集中の中途採用求人数
【転職希望者数】レバテックのエージェントサービスで正社員転職を希望している利用者数
まとめ
同社はレポートの中で、厚生労働省が公表した「一般職業紹介状況(令和7年11月分)」を引用。「全業種の有効求人倍率が1.18倍となっていることから、IT人材市場が他業種と比較しても深刻な人材不足に直面している」と解説している。
サイバー攻撃の激化や製造業におけるニーズの高まりを受けて、今後もIT人材の需要はより拡大していくことが見込まれる。採用難度が上昇する中で、単なる採用課題としてではなく「重要な経営課題のひとつ」とし、中長期的な戦略を立てることが重要となるだろう。
IT人材の育成やフリーランス人材、アウトソーシングの活用なども検討を進めつつ、今後の人材戦略を検討したい。
参考:一般職業紹介状況(令和7年11月分)について(厚生労働省)









