掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

成果につながる「フォロワーシップ行動」の実態 パーソル総合研究所調査

2026.02.16

株式会社パーソル総合研究所(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩田 亮)は、全国の職場で働くメンバー層を対象に実施した「フォロワーシップに関する定量調査」の結果を発表した。本調査は、現代の職場においてメンバー層に求められる有効なフォロワーシップ行動を明らかにし、それを引き出すための実践的なヒントを得ることを目的として実施したもの。

調査概要

調査名称:パーソル総合研究所 「フォロワーシップに関する定量調査」
調査内容:
一般メンバー層(部下層)のフォロワーシップの実態と、効果的なフォロワーシップ行動を明らかにする
フォロワーシップ行動を引き出すための人材マネジメントについての示唆を得る
調査対象:全国の正規雇用就業者 計3200名 ※第一次産業と公務員を除く
内訳は以下の通り:
-非役職者:2500人 男女比率は賃金構造基本統計調査の正規雇用・非役職分布に準ずる
-役職者(係長以上):700人
調査方法:調査会社モニターを用いたインターネット定量調査
調査時期:2025年 11月12日 – 11月15日
実施主体:株式会社パーソル総合研究所
出典元:フォロワーシップに関する定量調査(株式会社パーソル総合研究所)
※構成比の数値は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とならない場合がある
本調査における「フォロワー」の定義:職場において部下の立場で業務遂行する者であり、正規雇用者における係長未満の一般職層
フォロワーシップとは:組織の目標達成のために、フォロワーが自律的かつ主体的に考え、行動すること

「フォロワーシップ」の5タイプ分類

「フォロワーシップ」の5タイプ分類

同社の発表によると、部下のフォロワーシップとして「指示がなくても必要な行動を自ら見つけて実行する」「感謝や労いの言葉をかける」といった積極的行動は3割超で見られた。一方「できるだけ労力をかけずに仕事を終わらせたい」「最終判断は上司の責任と考える」といった、消極的行動も5割超で確認されている。

また、フォロワーシップ行動を基に分析した結果、部下は「職人」「気づかい」「まとめ役」「自己成長」「批判者」の5タイプに分類された。タイプごとに得意な行動・苦手な行動(消極性)があり、万能なタイプは存在しないことがうかがえる。

組織の成果につながる「フォロワーシップ」5行動の実態

組織の成果につながる「フォロワーシップ」5行動の実態

同社は続いて、フォロワーシップ行動の中でも「場づくり」「本音発言」「学び共有」「寄り添い」「踏み出し」の5行動が、組織のパフォーマンスにプラスの影響が見られたことを報告。

一方で「学び共有」「本音発言」は組織の成果との関連は高いものの、実施度合いが低く、十分に実践されていない実態が明らかになったという。実施度合いが高い行動としては「寄り添い」が挙げられている。

まとめ

本調査からは、さまざまなタイプの部下たちによる具体的な行動の積み重ねが、組織パフォーマンスの向上へとつながっている実態が明らかになった。マネジメントの負荷や難度が上昇する中、いかに部下のフォロワーシップ行動を促進していくかが、組織の成長を加速させるポイントになることが示唆された。

自律的かつ主体的な行動を促す上では、部下に求められる行動や役割を明確に示すことが必須だろう。マネジメントの在り方について、参考にしたい。