「1年後も読まれ続ける記事」検索エンジン経由が6割超 note調査
note株式会社は、2024年に投稿された約1700万件の記事を対象に、公開後の閲覧状況を追跡した調査結果を公開した。発信の重要性が日に日に増していくが、その手段は大きく広がりを見せている。そうした中で、フロー型のSNSでは投稿の寿命が短くなる一方だという。時間も労力もかかる発信だからこそ、コンテンツがきちんと届き、読まれ続ける場所を選択する重要性は高い。そこで同社は今回の分析を実施。noteに掲載された記事が、公開後どれくらいの期間にわたって読まれ続けているか、その記事の流入経路まで明らかにした。
調査概要
調査対象 :2024年1月〜12月にnoteに投稿された全記事(約1700万件)
調査手法 :コホート分析(同月投稿の記事群を追跡し、各期間の閲覧率を測定)
追跡対象 :対象期間内に1回以上閲覧された記事
追跡期間 :公開月 → 1〜2ヶ月後 → 3〜5ヶ月後 → 6〜11ヶ月後 → 12ヶ月後以降
判定方法 :各期間は独立に判定(途中で閲覧がゼロになっても、その後閲覧があれば「読まれている」と判定)
出典元:約1700万件のnote記事を追跡 ── 1年後も読まれ続ける記事の特徴を初公開 ──(note株式会社)
note記事「1年後も読まれ続けている」約4割
同社はまずはじめに、対象期間内に1回以上閲覧された記事を追跡。閲覧状況は公開1カ月後には一旦減少するものの、その後は安定。約4割の記事が1年後も「読まれ続けている」ことが判明した。
「フロー型」のSNS投稿では24時間以内に大半の閲覧が終わるが、対してnoteの記事は公開から時間が経っても読まれ続ける「ストック型」の特性を持つことが示唆された。
また、カテゴリ別の分析結果を見ると、その傾向が特定のジャンルに限られたものではないことがわかる。上位20カテゴリでは半数以上の記事が1年後も読まれ続けているという。特にその割合が高いものとしては「デザイン:74%」「ゲーム :73%」「IT・ガジェット :67%」「フード/旅行・おでかけ:66%」「キャリア・ビジネス:63%」「コラム・エッセイ :58%」だった。
noteへの流入「検索エンジン」6割超
さらに同社は、公開から1年以上が経過した記事への流入経路を分析。「検索エンジン経由(64%)」が最多となった。そのほか「note内の回遊(16%)」「ダイレクト(14%)」からの流入も一定数みられている。
noteは2026年2月にレコメンドエンジンを全面刷新。記事の内容を一つひとつ、AIが深く理解したうえで、それを必要としている読者へ届ける仕組みに進化した。これにより、note内の「回遊による流入」につながっている。
まとめ
近年の傾向として採用情報や社内制度、働き方、組織としての取り組みなど、企業からの発信の重要度が増してきている。しかし、リソースが限られていたり、担当者が発信に不慣れだったりして、十分な効果を得られていないことも少なくない。
企業の発信は「継続」と「安定」が不可欠であり、第一条件でもある。発信にあたっては「安定して継続すること」を念頭にした、設計や担当割が不可欠だ。「フロー型」「ストック型」の理解を始め、発信する場所をリサーチしながら、体制を整備していきたい。











