退職者の約9割が伝えなかった「本音の理由がある」 ハッカズーク調査
株式会社ハッカズーク(本社:東京都文京区、代表取締役社長グループCEO:鈴木 仁志)は、1年以内に退職したビジネスパーソン574人を対象に「退職理由の本音と建前に関する実態調査」を実施。現場での対話が機能不全に陥っていることで組織が若手の「本音」を吸い上げられず、次世代を担う貴重な人材資産を潜在的に失っている実態が示唆された。
調査概要
調査期間:2025年12月26日~2026年1月5日
調査方法:インターネット調査
調査対象:1年以内に退職したビジネスパーソン
調査人数:574人(20歳から59歳までの男女)
モニター提供元:Fastask(株式会社ジャストシステム)
出典元:「2025年退職理由の本音と建前に関する実態調査」(株式会社ハッカズーク)
退職者88%が「本音の退職理由がある」
本調査では、退職者の88%が会社に伝えなかった本音の退職理由があると回答。また、退職者の89%は、退職理由の問題が未解決のままでは再入社に対して消極的であり、条件面(給与や役職)の改善だけでは復職を促すのが難しい現状が明らかになった。
建前の退職理由「家庭の事情」が最多
退職理由の本音を伝えなかった理由としては「上司に理解してもらえないと思ったから(54%)」が最も多かった。反対に、本音を伝えた理由の最多は「話を理解してくれる上司だったから(56%)」だった。
会社に伝えた建前の退職理由としては「家庭の事情(48%)」「別の業界にチャレンジしたい(40%)」が上位に。しかし、本音の退職理由では「家庭の事情(13%)」「別の業界にチャレンジしたい(18%)」と、本音と建前に大きな乖離がみられている。
なお、本音の退職理由として「社風・風土が合わない」「成長の実感がなかった」を挙げた20代はそれぞれ22%、17%にのぼる。一方、30代〜50代ではそれぞれ7%、2%だった。
まとめ
退職者の大半が本音の退職理由を告げないまま会社を去っていることが判明。退職要因の解決状況が、将来的なアルムナイ採用(退職者の再雇用)に影響する可能性も示唆されており、対策の必要性がうかがえる。
本音を言えなかった人の多くは「理解してもらえないと思った」と感じていることから、現場とマネジメント層の間に大きな溝が生じていると考えられる。
離職防止や、アルムナイ採用を見据えた退職者との良好な関係構築のためには、「本音をいっても理解を示してもらえる」と信頼を寄せることができる、コミュニケーションや環境づくりが不可欠といえるだろう。










