若手社員の約半数「AIにキャリア相談」経験あり レバレジーズ調査
レバレジーズ株式会社が運営する、既卒や第二新卒をはじめとする若手特化の就職・転職支援サービス「ハタラクティブ」は、20代の若手社員595名を対象に、キャリア観に関する実態調査を実施した。
調査概要
調査対象:20代の若手社員595名
調査年月:2026年2月26日~3月2日
調査方法:インターネット調査
回答者数:595名
調査主体:レバレジーズ株式会社
実査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社
出典元:レバレジーズ株式会社
約3人に1人は「転職サイト」を定期的にチェック
本調査では20代の若手社員に、転職サイトやエージェントへの登録状況について質問。49.8%が「登録中(「登録しており、定期的に求人や情報をチェックしている:31.3%」「登録はしているが、現在はほとんどチェックしていない:18.5%」)」と回答した。
定期的に情報をチェックしている理由は「現職に強い不満がある(40.9%)」と回答した割合よりも「現職に大きな不満はないが、より良い条件があれば検討したいため(46.8%)」が高い割合を示している。
転職・求人情報をチェックするタイミングとしては、全ての時間帯において「月曜日」が最も多いことが判明。同社は「週の始まりという心理的負荷がかかるタイミングで、他社の条件と自社をシビアに比較し、自身の市場価値を確認することで『いつでも辞められる』という精神的な余裕を確保している様子がうかがえます」と解説する。
約半数が「AIにキャリア相談」 約4人に1人が転職を決意
続いて本調査では、仕事や今後のキャリアに関しても質問。48.7%が「生成AIへの相談経験がある」と回答した。そのうち「よく相談する(25.7%)」と回答した人は約4人に1人だった。生成AIにキャリアに関する相談をした理由は「自分の経歴や悩みを否定されず、フラットに聞いてくれるから(37.2%)」「24時間いつでも、即時に回答が得られるから(31.4%)」などが上位を占めた。
また、生成AIに相談したことによる変化として「自分では思いつかなかった『新たな選択肢』が見つかった(56.2%)」「自分の市場価値や強みが客観的に理解できた(31.7%)」など、ポジティブな視点を得ていることも明らかになった。
一方で「転職を『後押し』されたと感じた(28.3%)」「生成AIとの対話を通じて、転職を決意した(23.1%)」との回答も寄せられており、一種の「キャリアパートナー」のような役割を担い始めているケースもあることが推察される。
キャリアの相談相手「上司よりも生成AI」約4人に1人
さらに、キャリアの本音を話せる相手として「直属の上司よりも生成AIを信頼する(26.5%)」と回答した人は約4人に1人にのぼった。
会社が用意した「相談の場」については「形としてはあるが、実際には利用しにくい(形骸化している)(35.1%)」や「誰に相談すればいいのか、全く分からない(25.7%)」といった声が寄せられており、形骸化している可能性がありそうだ。
まとめ
本調査結果からは、不満の有無を問わず求人サイトの情報を定期的にチェックしている若手社員が一定数存在している現状が明らかになった。さらに、キャリア相談の相手として約4人に1人が直属の上司よりも「生成AI」を信頼していることもわかっている。
勤務先が把握している以上に、若手社員の離職意向が高まっている可能性が示唆された本調査。社内のキャリア支援制度や相談体制の見直しや充実を図る必要がある、といえるだろう。不満をなくすことだけでなく、より納得感のある自社でのキャリアプランを描けるようなマネジメントの実現に向けた改善を検討したい。













