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老舗企業の出現率、2025年初の3%超え4万6708社に TDB調査

2026.04.03

株式会社帝国データバンク(以下:TDB)は、保有する企業概要ファイル「COSMOS2(2025年12月時点、約150万社収録)」に加え、独自で収集して営業実体が確認できた企業を基に、創業・設立から100年以上の企業を「老舗企業」と定義して分析。なお、創業時が元号・時代のみ判明している場合には、各元号・時代の最終年を創業年として集計している。

「老舗企業」は全国に4.6万社、老舗出現率が初めての3%超に

「老舗企業」は全国に4.6万社、老舗出現率が初めての3%超に

TDBの集計によると、2025年12月時点で業歴100年を超える老舗企業は、1925年(大正14年)に創業した約1900社が加わって、4万6708社。全国における老舗企業の割合を指す「老舗出現率」は3.11%と、初めて3%を超えた。

都道府県別にみると「京都府(5.45%)」がトップで「山形県(5.44%)」「新潟県(5.07%)」が続いている。そのほか、日本海側の地域を中心に5県が4%を上回り、全体の3.11%を上回ったのは23府県に。さらに、市区郡別でみると、上位10地域で「老舗出現率」が10%を超えた。

業種別での最多は「製造業(24.4%)」で、次いで「小売業(22.2%)」「卸売業(21.2%)」が続き、7割近くを占めている。企業全体では建設業やサービス業が多く、老舗企業は製造・卸売・小売が多い。また、業種別の老舗出現率は「製造業(6.60%)」「小売業(5.82%)」「卸売業(5.50%)」が全体を超え、そのほかの業種は2%台以下だった。

さらにTDBは、売上高が判明している老舗企業を売上規模別に集計。その結果「1億円未満(41.8%)」「1億~10億円未満(37.2%)」と、10億円未満が約8割を占めることが明らかになった。一方で、売上高の区分が大きくなるほど、老舗出現率が高い傾向にあることも報告されている。

出典元:全国「老舗企業」分析調査(2025年)(株式会社帝国データバンク)

まとめ

2025年12月で老舗出現率は初めて3%を超え、業歴100年を超える老舗企業は4万6708社となった。長く事業を続けていくためには、時代のニーズに合わせて新たな取り組みを続ける必要がある。時代の変化に適応し続けるだけでなく、戦争や経済危機、天災を乗り越えてきた老舗企業に学ぶことは多い。

一方で、TDBは2025年に142社(負債1000万円以上)の老舗企業が倒産したことにも触れ「資金繰りに課題を抱えている企業数は決して少なくない」と指摘。2026年に創業100年を迎える企業は、2000社程度あるとみられている。引き続き、注目していきたい。