仕事での「生成AI活用」新入社員の9割超が「必要」 ALL DIFFERENT調査
ALL DIFFERENT株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:眞﨑大輔)および「人と組織の未来創り®︎」に関する調査・研究を行うラーニングイノベーション総合研究所®︎は、2026年に企業に入社する新入社員を対象に「入社直前意識調査」を実施。AI活用に関する意識について調査・分析した結果を公表した。
調査概要
調査対象者:同社が提供する内定者向け研修の受講者(2026年4月入社予定)
調査時期:2026年1月20日~3月4日
調査方法:Web・マークシート記入式でのアンケート調査
サンプル数:266人
出典元:2026年度新入社員は“AIネーティブ予備群” 92.6%が「仕事でのAI活用必要」/情報の正確性、思考・創造力の低下に不安(ALL DIFFERENT株式会社)
約9割が生成AIを使用「ほとんど毎日使う」は約4人に1人
本調査ではまずはじめに、生成AI(ChatGPTやGemini、Copilot など)を使用する頻度について質問。「ほとんど毎日使う(23.7%)」「週に数回使う(42.5%)」「月に数回使う(19.9%)」を合わせると86.1%が、日常的に生成AIを使っていることがわかった。
生成AIの利用目的としては「調べものや情報収集(45.9%)」が最多だった。次いで「思考の整理(39.8%)」「アイデア出し(34.2%)」「メールの作成(33.8%)」「勉強のサポート(専攻分野の勉強、資格試験、語学など)(33.1%)」が3割超で続いている。
生成AIを使うときの工夫と不安
次に、生成AIを使うときに工夫したことや注意したことについて質問。「自分でも一度考えたり調べたりした(55.3%)」「最適な結果を得るため、プロンプト(指示文)を工夫した(51.1%)」「情報の正確性を確認した(46.6%)」「出力結果をそのまま使用せず、自分の言葉で表現しなおした(44.7%)」という結果となった。
また、生成AIを使う上で不安に感じることとしては「情報の正確性(73.3%)」が最多に。次いで「自身で思考・創造する能力の低下(54.1%)」「個人情報・プライバシーの保護(48.1%)」「著作権上の問題(33.5%)」が挙げられている。
生成AIと就職活動
続いて、生成AIの存在が、就職活動や仕事選びにどのように影響したか質問。回答で最も多かったのは「特に影響はなかった(36.5%)」だった。そのほか「自分の価値観や大切にしている軸が明確になった(28.2%)」「志望業界や職種の選択肢が広がった(24.1%)」「キャリアに必要なスキルを考えるきっかけになった(17.3%)」など、ポジティブな回答が目立つ。
一方で「自分のスキルが将来通用するか不安になった(11.7%)」「スピードや競争が激化する不安を感じた(10.9%)」といった、ネガティブな影響に関する項目は1割程度にとどまっている。
仕事でのAI活用は「非常に必要」「やや必要」が91.8%
さらに、今後の仕事におけるAIの活用について2026年度新入社員がどのように考えているのか探るべく、これから働くうえで、AIを活用する必要性について質問。その結果「非常に必要性を感じる(48.9%)」「やや必要性を感じる(42.9%)」が合わせて9割を超えた。
生成AIの進化によって、将来や今後の仕事に不安を感じるかをたずねる項目では「非常に不安を感じる(6.8%)」「やや不安を感じる(39.8%)」と合計で46.6%が不安視していた。一方「あまり不安を感じない(43.6%)」「全く不安を感じない(9.8%)」は53.4%と、二極化する結果に。
不安の内容としては「自分の仕事が置き換わる(仕事がなくなる・減る)(27.2%)」「スキル(思考力・判断力など)の低下(20.3%)」「期待される役割の変化(15.5%)」「人間らしい価値(創造性・共感など)の低下(12.5%)」などが挙がっている。
まとめ
日常的に幅広い目的で生成AIを活用する2026年度の新入社員たち。仕事での活用は9割以上が、必要だと感じていることがわかった。
本調査で注目すべきポイントのひとつとして「情報の正確性」について7割以上が不安を示した一方で、使用時に「情報の正確性を確認した」割合が5割を下回った点だ。出力されたものをそのまま使用しないことや、一次情報の確認など、運用におけるルールを明文化し、組織全体でAIリテラシーの向上の必要性を示唆しているといえるだろう。
AIを使用できる人材を増やすのではなく、AIを使って成果を出せる人材を育てることに注力したい。












