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マネーフォワード、バックオフィス業務を「自律的に遂行するAIサービス」を2026年7月、提供開始予定

2026.04.14

株式会社マネーフォワードは2026年7月から、バックオフィス業務を自律的に遂行するAIサービス「マネーフォワード AI Cowork」の提供を開始することを発表した。

専門知識は不要 自律的なバックオフィス業務へ

同社が提供開始を発表したAIサービス「マネーフォワード AI Cowork」は「マネーフォワード クラウド」のサービスラインアップのひとつ。

バックオフィス業務の遂行に特化しており、「マネーフォワード クラウド」との連携が標準設定されている。専門知識がなくても利用でき、他のAIサービスの契約を行わなくても、自律的なバックオフィス業務を体験できる。

出典元:バックオフィス業務を自律的に遂行するAIサービス 『マネーフォワード AI Cowork』を2026年7月より提供開始予定(株式会社マネーフォワード)

AIが「作業者」から「同僚」になる時代へ

従来の生成AIは文章作成や要約、質問対応など「人が指示した作業を補助する」役割が中心だった。一方、本サービスは経理・人事・総務などの定型業務についてAIが状況を判断し、必要な情報収集や処理を自律的に進める点が特徴である。

「今月の経理業務をまとめて処理して」といった曖昧な指示でも、AIがユーザーの意図を高度に解釈。請求書発行、支払依頼、入金消込、資金繰り予測など、複数のAIエージェントが並列かつ自律的に連携し、業務を完了まで導く。

人手不足や業務量増加が深刻化する中、AIを“業務支援ツール”ではなく“実務を担う同僚”として活用する流れが本格化しつつあるといえるだろう。

効率化や社内ルールの遵守を支えるさまざまな機能

本サービスでは、チャット形式のほか「エージェントリスト」から定型業務を選択して、即座に業務を開始することも可能。AIエージェントから「今すべき業務」を提案するプッシュ型の機能や、社内のナレッジに回答するAIヘルプデスク機能も搭載している。

また、AIが常に正しい社内ルールに従って動くための「ガードレール機能」も搭載。AIが作成した下書きを人間が確認・承認する「Draft & Approve」プロセスやAI監査ログも備えている。

『Claude Agent SDK』 および『Claude API』(Anthropic社)を組み込むことで、高度な指示にも対応できる業務品質を備えている点も大きな特徴だ。また、MCP(Model Context Protocol)を活用することで、外部ツールやデータとの連携を効率的に実現している。

まとめ

AI活用が進む中、バックオフィス担当者に求められる役割にも変化が起こりつつある。業務を正確に処理することだけでなく、AIに任せる業務と人が判断すべき業務を切り分け、運用を設計・管理する力が重要となる。

AI活用を推進するためには、まず請求書入力や勤怠集計、問い合わせ対応など「工数が多く、手順が定型化している業務」から洗い出しを進めておくと効率的。その上で、AI導入によって削減できる時間やコストを試算し、担当者の役割を「処理」から「判断・改善」に移行するとスムーズだ。

バックオフィス業務を「AIに任せて完了する」というフローへのシフトの可否は、これからの時代の経営戦略の要となっていくことだろう。