賃上げ後の意識変化「特にない」54.4%で最多 コーナー調査
株式会社コーナー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:門馬貴裕)は、ビジネスパーソン1236名を対象に「ベースアップに関する意識調査」を実施。賃上げの金額だけでなく、説明の有無や将来見通し、評価への納得度といった要素によって受け止め方に差が見られたことを報告した。
調査概要
調査タイトル:ベースアップに関する意識調査
調査対象:日本国内で企業に就業中の20〜60代男女
調査期間:2026年2月27日〜3月2日
サンプル数:1236名
調査方法:Webアンケート調査
調査実施機関:株式会社コーナー、株式会社マクロミル
出典元:「ベースアップ」に対する意識調査レポート(株式会社コーナー)
賃上げ後の「受け止め方」にばらつき
同社の報告によると、賃上げ後の意識変化について「期待が高まった」4.7%、「仕事への意欲が上がった」16.0%といった前向きな変化が見らた。
一方で「特に変化はない」が54.4%で最多に。「これ以上は上がらないと感じた」19.1%という回答も一定数存在している。
納得度は「転職意向」へも影響
また、賃上げに対する納得度別に意識変化を比較する項目では、納得していない層で「これ以上上がらない」と感じる割合が高く、転職を考える割合も高い水準にあることが判明している。納得していない層ではむしろ限界認識が生じているようだ。
なお、賃上げ額別での納得度の分析では、同程度の賃上げ幅でも、説明の有無によって納得度に差が見られることが判明。説明があった場合には満足度が高く、説明がなかった場合には不満の割合が高い傾向があることが報告された。
まとめ
本調査結果からは、賃上げが必ずしも従業員の満足や定着につながるわけではないことが読み取れる。現状への納得感や、将来への展望を抱けるような説明ができているかどうかが重要なようだ。同社は賃上げについて「“金額”ではなく“メッセージ”として受け取られている」と分析している。
一律に賃上げするだけではなく、役割や貢献とのつながりを示し、将来への期待を持てる制度設計になっているか、今一度見直す機会としたい。











