掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

【2026年版】4月のビジネスメール・手紙の挨拶文例~お役立ちコンテンツ~

2026.03.18

新年度の幕開けとなる4月は、人事異動や組織改編など、ビジネスシーンに変化が訪れる季節です。これまでお世話になった方々、そしてこれから共に歩む新たなパートナーへ、想いを伝える機会も増えることでしょう。ビジネス文書の冒頭に、季節を彩る「時候の挨拶」を添えることは、相手を敬い、一つひとつの縁を大切にする姿勢の表れです。こうした細やかな心遣いの積み重ねが、仕事相手としての深い信頼へとつながります。

本記事では、4月にふさわしい時候の挨拶を、フォーマルからカジュアルまでシーン別にご紹介します。相手との関係性に寄り添った最適な言葉選びのガイドとして、ぜひご活用ください。

目次

●メールの書き出しや時候の挨拶
●メールの文末に使える結びの挨拶
●手紙の書き出しや時候の挨拶
●手紙の文末に使える結びの挨拶

メールの書き出しや時候の挨拶

メールの書き出しや時候の挨拶

<フォーマルな時候の挨拶>
取引先企業などに対しフォーマルなビジネスメールを送るときは、漢語調と言われる「○○の候」から始まる挨拶文を入れるのが適切です。「○○」には、4月らしい春の暖かさを表現する言葉を選ぶとよいでしょう。

・春陽の候、貴社に置かれましてはますます繁栄のことと、お喜び申し上げます。
・春爛漫の候、貴社益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
・春暖の候、貴社におかれましてはいよいよご隆盛の由、大慶の至りと存じます。
・惜春の候、○○様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
・桜花の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。


<カジュアルな時候の挨拶>
口語調と言われる話し言葉を挨拶文に入れると、カジュアルな文章が作成できます。1カ月の中でも変化の様子が大きい「桜」という言葉を使った時候の挨拶を入れると、4月にふさわしい情緒ある文章になるでしょう。ただし、桜の開花や満開の時期は地域によって異なるため、桜前線など開花情報を確認するなどの準備も必要です。

・桜の便りが次々と聞かれるこの折、いかがお過ごしでしょうか。
・すっかり春らしくなったこの頃、○○様にはお元気でお過ごしの由、何よりと存じます。
・近所の桜も満開となり、暖かな陽気が心地よい季節となりました。
・葉桜が目に鮮やかな季節となりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
・春風が心地よい今日この頃、皆様にはいよいよご清祥の由、心からお喜び申し上げます。
・日中は少し汗ばむほどの季節となりましたが、お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。

メールの文末に使える結びの挨拶

メールの最後には、相手の「繁栄や活躍を祈る言葉」や「健康や幸せを願う言葉」を結びの言葉として記載しましょう。書き出し同様に季節や状況を加味した言葉を選ぶことが大切になります。ここでは、メールの結びとしてふさわしい挨拶文を見ていきます。

<フォーマルな結びの言葉>
ビジネスメールは、手紙と比べてやり取りの頻度が高く、簡潔さと分かりやすさが求められます。そのため、一般的な結びの挨拶を記載するだけでなく、メールで伝えた要件に合わせた一言を添えると、より丁寧で伝わりやすい印象になります。シーンや内容に応じて、適切な言葉を使い分けることを心がけましょう。

・春爛漫のみぎり、社員皆々様には一層のご健勝を心よりお祈りいたします。
・桜花のみぎり、貴社の一層のご繁栄を心より申し上げます。
・新年度の行事の多い季節に恐縮ですが、引き続きよろしくご協力を賜りたくお願いいたします。
・年度の変わり目でお忙しいかと存じますが、ご検討のうえ、ご返答いただきますようお願い申し上げます。
・色とりどりの花が咲き競う季節、略儀ながら書中をもちましてお礼とさせていただきます。


<カジュアルな結びの言葉>
結びの言葉は、書き出しとの調和を意識しながら、フォーマルな表現をやややわらかく言い換えると、メール全体が自然で読みやすい印象になります。また、4月は「新天地」や「新生活」といった表現がよく用いられる時期でもあります。相手の状況やシーンに応じて、適切な言葉を使い分けるとよいでしょう。

・季節の変わり目につき、くれぐれもお身体には気をつけてお過ごしください。
・花冷えの季節、くれぐれもご自愛ください。
・新年度を迎えお忙しいこととは存じますが、○○様にもくれぐれもよろしくお伝えください。
・桜花爛漫の折り、近いうちにお花見でもいたしましょう。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
・そちらの花便りもお聞かせください。今後とも宜しくお願い致します。
・新天地でのさらなるご活躍をお祈りしております。

手紙の書き出しや時候の挨拶

手紙の書き出しや時候の挨拶

ビジネスレターや公的な手紙では、文頭に「拝啓」などの頭語を置くのが一般的です。一方で、同僚や親しい上司へ送る際は、あえて形式を崩した口語調の時候の挨拶から書き始めることで、より親近感のある印象を与えることができます。

<フォーマルな時候の挨拶>
フォーマルなビジネス文書は「頭語」「時候の挨拶」「相手を気遣う言葉」「感謝の言葉」で前文を構成します。最も多く使われる頭語は「拝啓」ですが、この他に丁寧な文書に適した頭語として「謹啓」「恭啓」「謹白」などがあります。相手やシーンに合わせて、適切な頭語を選びましょう。

・謹啓 春爛漫のみぎり、貴社におかれましては、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。日頃は格別のお引き立てにあずかり、心よりお礼申し上げます。
・拝啓 春陽の候、○○様におかれましては、益々ご隆昌のこととお慶び申し上げます。平素は一方ならぬご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
・粛啓 仲春の候、貴社におかれましてはいよいよご隆盛の由、大慶の至りと存じます。


<カジュアルな時候の挨拶>
カジュアルな手紙では頭語を省略し、口語調の時候の挨拶から書き始めるのが一般的です。この形式は、カジュアルなシーンでのビジネスメールの書き出しと近いものと考えると理解しやすいでしょう。

・桜の便りが次々に聞かれるこの折、いかがお過ごしでしょうか。
・春もたけなわとなりました。皆さまにおかれましては、健やかにお暮しのことと存じます。
・近所の桜も満開となりました。お元気にされているとのことで何よりです。
・花吹雪が舞うこのごろ、皆様におかれましてはお変わりございませんか。
・春風が心地よいこの頃ですが、お元気にされていることと存じます。
・春の日差しが心地よくなりましたが、皆様お変わりなくご壮健にてお暮らしのこと何よりに存じます。
・木々もすっかり芽吹き、新緑の葉が茂る季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

手紙の文末に使える結びの挨拶

手紙の結びの挨拶も、メールと同様に大切な要素です。ビジネスシーンでは相手の発展や活躍を願う言葉を、プライベートシーンでは健康や幸せを気遣う一文を添えるとよいでしょう。最後に思いやりの気持ちを込めた言葉を加えることで、手紙全体の印象もより温かいものになります。ここでは、フォーマルな場面とカジュアルな場面に分けて、結びの言葉の例を紹介します。
  
<フォーマルな結びの言葉>
頭語を用いて手紙を書いた場合は、文末に「結語」を添えて締めくくるのが基本です。結語には「敬具」「敬白」「謹言」「再拝」などがあり、用いた頭語に合わせて適切に組み合わせる必要があります。相手との関係性や場面に応じて、ふさわしい言葉を選ぶよう心がけましょう。

・陽春の候、お身体にはお気をつけてお過ごしください。 敬具
・春爛漫の候、貴社のさらなるご発展を心より祈念いたしております。 敬白
・春日のみぎり、一層のご発展をお祈りいたしますとともに、倍旧のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 謹言
・若草萌る好季節、皆様のますますのご健勝と貴社のご繁栄をお祈り申しあげます。 敬具
・新たな場所で更なるご発展とご活躍をお祈りいたします。敬白


<カジュアルな結びの言葉>
気心の知れた相手に手紙を送る場合は、堅苦しい表現にこだわらず、やわらかな言葉で締めくくるのがおすすめです。相手の近況や状況に寄り添った一言を添えることで、より気持ちの伝わる結びになります。

・穏やかなる春をお迎えになりますようお祈り申し上げます。
・花の季節ですが、まだ朝晩は肌寒くございます。どうかご自愛ください。
・春光あまねく満ちわたる季節、皆様のご多幸をお祈りいたします。
・新たな環境での生活に無理のないよう、活躍を祈っております。
・桜便りが届く今日この頃、近々お会いできる日を楽しみにしています。
・風が快い季節となりました。当地へもぜひお出かけください。
・桜の花もあっという間でしたね。何かとお忙しい毎日かと思いますが、無理をせず健康にお過ごしください。

まとめ

企業にとって新年度が始まる4月は、お世話になった方へ感謝の気持ちを伝えたり、新天地での活躍を願う言葉を贈ったりする機会が多くなる時期です。近年では、こうした挨拶を手紙だけでなくメールで伝える場面も増えてきました。フォーマルな文章には一定の型がありますが、あまりに形式的になりすぎるとかえって気持ちが伝わりにくいこともあります。基本的なマナーを大切にしつつ、季節感や相手との関係性を意識した言葉を添えて、より心のこもったメッセージを届けてみてはいかがでしょうか。

<お役立ちコンテンツ「ビジネスメール・手紙の挨拶文例」>

ー5月の挨拶ー