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ERPとは?2023年版ERPのおすすめ8選

2023.06.22
オフィスのミカタ編集部

ERPとは、企業内の資源を最適化するシステムを指す。ERPは製品ごとに種類や機能が多岐に渡るため、選定に迷う担当者もいるだろう。本記事では、おすすめのERP8選や選定のポイントを紹介する。自社でERPの導入を検討する際に役立ててほしい。

■目次

1. ERPとは?
2. ERPの種類
3.ERPの代表的な導入形態
4. ERP選定のポイント
5.2023年度版ERPおすすめパッケージ8選
6.ERPの選択は社内での使いやすさも視野に入れる

1. ERPとは?

ERPとは、企業内の資源を一元的に管理するシステムのこと

ERPとは、「Enterprise Resources Planning」の頭文字をとったもので、企業資源計画と直訳できる。これは、生産管理における資源を無駄なく有効活用し生産性を高めていく考え方のことだ。現在ではそれが転じて「ヒト・モノ・カネ」などの企業資源を一元管理・活用するための「統合基幹業務システム」のことを指すことが多い。

2. ERPの種類

ERPは構築する場所によって次の2種類に分けられる。自社のサーバー上に構築する「オンプレミス型」とインターネット上にシステムを構築する「クラウド型」だ。それぞれの特徴は次の通りだ。

2-1.オンプレミス型

オンプレミス型は自社で用意したサーバーやネットワーク機器を使用するため、セキュリティ面で安心できる。ただし、導入・運用コストが高額となるケースが多く、主に大企業で導入されることが多い。

2-2.クラウド型

クラウド型はインターネットを介して利用するため、サーバーや機器などへの設備投資が不要である。低価格の製品が多く、中小企業でも導入しやすい。

3.ERPの代表的な導入形態

ERPは業種や業態にあわせて多くの導入形態が用意されている。ここでは代表的な導入形態を紹介する。

3-1.総合型ERP

総合型ERPは、会計・販売・人事・給与など、経営に必要なすべての基幹業務システムをカバーするシステムだ。予算管理から人事管理や倉庫・在庫管理、プロジェクト管理を一括で行うことができる。

3-2.業務ソフト型/コンポーネント型ERP

業務ソフト型/コンポーネント型ERPは、会計業務や人事など、特定の業務に絞って導入できるシステムだ。低価格の製品が多いことに加え、短期間のみの導入も可能なものが多い。

3-3.アプリケーション型ERP

アプリケーション型ERPは機能やアプリを自由に選択し、カスタマイズできるタイプのシステム。業務に必要な機能だけを選べることが特徴だ。

3-4.業界特化型ERP

業界特化型ERPは、業界特有の業務を行っている企業に適しているERPだ。カスタマイズ不要で導入できるため、早期に導入したい場合にオススメだ。

以下のページでは、ERPのサービス比較や資料一括請求が可能となっている。自社に適したERP選定に役立ててほしい。

4. ERP選定のポイント

ERPを選定するために知っておきたい3つのポイントを紹介する。ポイントをおさえて自社に最適なERPの導入を検討してほしい。

4-1.<ポイント1>機能

製品によって機能が大きく異なるのがERPだ。事前に自社に必要な機能をピックアップし、業態や企業規模などを踏まえ、現場にフィットする製品を見つけることが大切だ。

4-2.<ポイント2>コスト

ERPのコストは製品次第でさまざまな形態がある。オンプレミス型は比較的高価で、クラウド型は低価格で利用できる傾向にある。ただし、中長期的に利用するシステムであるため、コスト面だけを重視するだけではなく、業務への適応度やカスタマイズ性などを総合的に考慮し選定すると良いだろう。

4-3.<ポイント3>使いやすさ

ERPは幅広い業務の効率化の実現に役立つが、その特性により年齢・部署など多様な人が利用することになる。「誰でも使いやすいか」という視点での見極めもポイントになるだろう。

5.2023年度版ERPおすすめパッケージ8選

ここからは、おすすめのERPパッケージを8つ紹介する。自社の業務の特性に合わせたERP選定の参考にしてほしい。

5-1.経営管理・商慣行・機能要件に対応した業務特化型ソリューション「ZAC」

株式会社オロが提供する「クラウドERP ZAC」は、経営管理・商慣行・機能要件に対応する業務特化型のERPだ。案件・プロジェクト型のビジネスに最適で、引合管理や売上管理、発注管理、工数管理などの業務プロセスを一元管理できることが特徴だ。プロジェクト収支の可視化や個別原価計算の自動化など、業務効率化に役立つ機能が搭載されている点が魅力だろう。

5-2.オールインワンの統合型Web-ERPパッケージ「GRANDIT」

GRANDIT株式会社が提供する「GRANDIT(グランディット)」は、オールインワンの統合型Web-ERPパッケージだ。帳票、会計処理、販売管理、人事管理などの基幹業務を一元管理することで、リアルタイムなデータを用いた的確な経営判断を可能にする。幅広い企業規模や業種に対応可能な適応性を持ち合わせ、カスタマイズの手間を省けることも魅力の一つだ。

5-3.多言語・他通貨対応のグローバルERPソリューション「Microsoft Dynamics 365 Business Central 」

米・マイクロソフト社が提供する「Microsoft Dynamics 365 Business Central」はMicrosoft製品と連携できる、グローバルERPパッケージだ。タブレットやスマートフォンからの利用も標準でサポートされているため、いつでもどこでも利用できることが特徴だ。多言語・多通貨、IFRS対応機能を備えていることから、海外など複数拠点を有する企業などに適している。

5-4.業務効率と内部統制を支援する「クラウドERP freee」

freee株式会社が提供する「クラウドERP freee」はバックオフィス業務に特化したクラウド型ERPだ。経理処理などのワークフローの効率化を可能にするほか、業務フローの一元化によるヒューマンエラーの防止などが期待できる。機能のアップデートや料金変更などに対応する自動反映機能が搭載されているため、運用のしやすさも魅力のひとつと言える。

5-5.世界No.1のクラウドERPシステム 「NetSuite」

米・ネットスイート社が提供する「NetSuite」は、200カ国以上の言語や通貨に対応し、世界的シェアを誇る人気のERPパッケージ。海外に複数の拠点をもつ企業にも最適で、海外複数子会社の基幹・会計状況をリアルタイムに管理することが可能だ。「ダッシュボード」を使用し経営や営業データなどリアルタイム把握できることも特徴の一つ。会計や販売、受注管理、人事管理、カスタマーサービスなどあらゆる業務のデータを一元管理し、集計から分析、レポーティングまでをこの製品のみで行えることも魅力だ。

5-6.業務に合わせて自由に構築できる「kintone」

サイボウズ株式会社が提供する「kintone」は、使用したい用途にあわせ100種類以上のサンプルアプリが用意されている。その中から必要なアプリケーションを選択し、すぐに使い始めることができるため、早期の導入が可能であることが魅力のERPだ。外部の帳票作成サービスと連携してkintoneにあるデータをそのまま帳票として出力できる見積作成アプリなどもある。

5-7.経営者から社員までひとつのチームとなり、意思疎通ができる「事務SOL」

VIPソフトウェア株式会社が提供する「事務SOL」は、バックオフィス業務に特化したERPパッケージ。社内のシステムが1つにまとめられることが特徴で、転記作業や集計作業などにかかる無駄な時間の削減が期待できる 。作業効率の向上や、社内の情報共有が可能になり、経営者から従業員までの意思疎通が容易になるだろう。

5-8.バックオフィスの生産性の飛躍的な向上が期待できる「マネーフォワードクラウドERP」

株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワード クラウドERP」は、バックオフィスの生産性向上を目的としたクラウド型ERPサービスだ。会計から人事労務までのバックオフィス全体をシームレスに連携でき、手作業を自動化することで業務効率化に役立つ機能を備えている。他社システムだけでなく、銀行口座や法人クレジットカードと連携でき、入力作業ミスや手間の削減やテレワークにも即対応が行えるなど柔軟性があることが魅力だ。部分的なシステムの導入も可能で、低コスト・短期間で導入できる。

以下のページでは、ERPのサービス比較や資料一括請求が行える。さらに詳しい情報が知りたい方はぜひ活用してほしい。

https://officenomikata.jp/document/category/1709/

6.ERPの選択は社内での使いやすさも視野に入れる

ERPシステムは、幅広い業務の効率化が期待できるシステムだ。自社に合ったERPを比較する上では、目的・課題など必要な要件を洗い出し、自社の業務に適したERPを検討できると良いだろう。さらに、選定に際してはベンダーのサポート・運用フォローの有無や、内部統制やセキュリティにおける条件などの確認もしておくことも大切だ。業務のDX化など時代に適応するとともに、業務効率化に効果的なERPを導入し、生産性向上を目指してみてはいかがだろうか。

■テーマ内部リンク一覧

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