理想の働き方に心身の健康を求める会社員は71.7%!「働き方改革」への本音に迫る
株式会社ベンチャーバンク(所在地:東京都港区)が運営する健康経営支援サービス「MOMENTUM(モメンタム)」は、働き方改革に向けた企業の実施施策が従業員満足度に繋がっているか、インターネットによる「働き方についての調査」を実施した。
その結果、会社員が今最も重要だと考える「理想の働き方」は「心身の健康」が担保される働き方であることがわかった。
■理想的な働き方に重要なものは「心身の健康」が71.7%に!
理想的な働き方で重要なもの(複数選択可)として1位は「心身の健康」で71.7%、2位は「十分な報酬」で71.3%、3位は「職場での良好な人間関係」で68.3%という結果となった。
単一選択となる「理想的な働き方で最も重要なもの」については、複数選択の場合と同じく、1位が「心身の健康」で23.9%、2位が「十分な報酬」で19.0%、3位が「職場での良好な人間関係」で15.2%となった。
■会社員が今欲しいものの1位は「十分な報酬」で32.5%!
仕事に限定せずに、今欲しいものが何かを質問したところ、全体平均の1位は「十分な報酬」で32.5%となった。次いで2位は心身の健康で16.3%、3位は自由に使える時間で12.7%という結果となった。
■心身の不調がパフォーマンスを低下させる!
MOMENTUMは「プレゼンティーイズムによる生産性の低下」に着目、従業員に健康の重要性を自覚させ、自発的に健康課題に取り組む行動変容を即すことに特化したサービスだ。
「プレゼンティーイズム」とは、社員が肩こり・頭痛・寝不足などの不調のせいで頭や体が思うように働かず、本来発揮できるパフォーマンスを出せない状態のことをいう。その損失額は、経済産業省の試算によれば、欠勤・休職(アブセンティーイズム)の17倍。企業の健康関連総コストの約78%を占めており、社員500人の企業においては、その損失額は年間で約2億8千万円にのぼっている。社員の健康状態は、会社の経営を左右する、非常に重要な要因といえそうだ。
■調査概要
調査方法:Webアンケ―ト調査
調査対象:一都三県在住の20歳~59歳の男女会社員
調査期間:2019年2月22日~2月27日
有効回答数:10,219名
■まとめ
働き方改革が進む中、会社員が今最も重要だと考える「理想の働き方」は「心身の健康」が担保される働き方ということが、再度認識させられる内容であった。社員の心身の健康をサポートしていくために、会社としてどのような取り組みができるか考えていくことは、急務の課題といえるだろう。