相次ぐ就活セクハラ問題。実態を明らかにし、就活ハラスメントの撲滅へ。

最近、就職活動中の学生が企業の社員から受ける「就活ハラスメント」が問題になっている。
そこでキュカでは、これらの状況を深刻に受け止め、「就活ハラスメント特集」をローンチした。
「就活ハラスメント」問題にスポットをあて、体験を集め実態を明らかにし、就活ハラスメントの撲滅に向けて動き出す。
■就活セクハラ問題
就職活動の過程の中には1対1で社員と接する機会もあり、それを利用した就活セクハラが連日ニュースで取り上げられている。
就活ハラスメントは、企業や学校側が目の届かないところで起こりやすいため対策や改善をしたくてもなかなか難しいのが実態だ。また、企業から内定をもらうために、被害にあっても泣き寝入りするケースも多くあると考えられる。
■無力感と恐怖から被害者の7割が相談出来ない
OB訪問といって、夜に1対1で呼び出され、その後性的な関係を要求してきたり、社会人と学生をつなぐOB訪問のマッチングアプリを使用し、自宅に連れ込まれレイプされた女子学生、就活支援企業社員が立場を利用して女子学生にセクハラをする、「誘いを断ると、採用試験に通らない」などと示唆されるなど、就活セクハラはさまざまな場面で起きている。
しかし、無力感と恐怖から被害者の7割が相談出来ないという実態がある。
こうした現実を打開すべく、声を挙げやすい匿名で悩みを共有することのできるコミュニティサイト「キュカ」は、どこでどのような就活ハラスメントが起こりどのような解決方法を望んでいるのかを明らかにするため、新機能をリリースした。
■就活ハラスメント特集ローンチ・実態把握の為のヒアリング項目新設

まず、体験の声が集まりやすいよう、キュカのサイト内でより目立たせるために「#就活ハラスメント」を必須タグの1つに加えた。
また、就活ハラスメントをなくすことを目指す提言につなげるため、任意(非公開)項目を設け、就活ハラスメントがどこで起きた問題で当事者がどのような改善を望むかをヒアリングしている。
就活ハラスメントの経験を共有される際には、キュカッチ(キュカ内の悩みに寄り添い応援してくれるサポーターの総称)が、寄り添い代弁者となって声を上げるサポートをするので、悩みの発言は匿名化され本人を特定されることはない。悩みに寄せられるコメントやアドバイスもキュカッチがフィルタリングするためバッシングなどの2次的な被害に遭うこともない。
■まとめ
就職活動中の学生が企業の社員から受ける「就活ハラスメント」。どういった言動や行為がセクハラに該当するのか。企業側は、社内規定で就活に絡むセクハラ禁止を明記したり、社員への啓発を強化したりすることが必要だろう。