OKANが取り組む「働き方改革」への取り組み。休暇・報酬制度『ワーク・ライフ・バリュー ストーリー』を7月よりスタート
“働く人のライフスタイルを豊かにする”をミッション・ステートメントに社会課題の解決に取り組む株式会社OKAN(東京都豊島区)は、新しい制度『ワーク・ライフ・バリュー ストーリー』を7月よりスタートした。
従業員が仕事内容だけではなく、健康や家庭との両立、自分らしい生活など、あらゆる価値観=「ワーク・ライフ・バリュー(WLV)」を満たすための休暇・報酬制度だ。
■ワーク・ライフ・バリューとは?
仕事と生活の調和をとる上で、個人が大切にしたいと考える生活観や家族観などの価値観。 多様な働き方と生き方を選択・実現できるようにするために、把握する必要があるとされる要因だ。子どもの出産育児のために辞めざるをえない、不健康になってしまい働き続けられない、介護のために実家にもどらなければならない、いろいろな「生活=ライフスタイル」に関する理由が与える「仕事」への影響。
「働き方改革」は長時間労働の是正が出発点となっている。その中で「ワーク・ライフ・バランス」は、単に時間軸における「配分の調整」を意味した。しかし、日本全体に「働き方を見直そう」「バランスを正そう」という共通認識ができあがった今、むしろ重要なのはその先にある、バランスを決める上で何を優先するかという視点だ。そして、その優先度を決定づけるのが「ワーク・ライフ・バリュー」(WLV)、すなわち仕事と生活に関わる個人の価値観のようだ。
■「ワーク・ライフ・バリュー ストーリー」
株式会社OKANは、社員それぞれのWLVを「仕事≒会社」が理解し、その支援をする必要があると考えている。
さらに、従業員それぞれのWLVの追及を促し、日々の業務から一歩離れて自身の価値観を大切にする時間を持ってほしいと考え『ワーク・ライフ・バリュー ストーリー』を実施することに決めた。
従業員個々人の仕事と生活と個人の調和を取る上で個人が大切にしたいと思う価値観『ワーク・ライフ・バリュー』の理解、支援をする制度だ。
年1回、手当(15000円)もしくは休暇(1日)を選択し活用することができる。
それぞれの価値観に合わせ、制度を「○○休暇」「○○手当」と命名し、従業員それぞれのストーリー(制度)が生まれる。
■さまざまな休暇や手当が誕生!
● 子供1on1休暇:子供には能動的に意思決定をするようにしてほしいから、子供との1on1の時間を作る休暇
● 家族会議休暇:家族として今後どうやっていくかをゆっくり考える休暇
● WOW!手当:非日常の体験を通して日々に彩りを加える手当
● 夫婦で会話休暇:夫婦で休日が合わないので、もっと話す時間を作るための休暇
● 親父と話そう休暇:大学出てから帰る機会が減った実家に帰るための休暇
● ととのう休暇:1日使って、心身を整えるための休暇
● 温泉休暇:人の少ない平日に時間を取って、家族でゆっくり旅行をするための休暇
● メンバー仲良し旅行手当:社内メンバーとのカジュアルコミュニケーションを促進するための手当
■まとめ
個人それぞれの価値観に焦点をあてた新制度。画一されたものではなく、各自が本当に必要としているものが与えられる仕組みになっている。
働き方改革で必要なのは、多様性に対応した取り組みだと言える。今回の制度を参考に、自社での取り組みを見直してみてはいかがだろうか?