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社会問題化の介護離職を防ぐ「リモート介護相談」。仕事と介護の両立支援をサポート

2019.07.10

 株式会社エス・エム・エスは、企業の健康経営推進と働く従業員の心身の健康維持・増進を目的に、企業人事向け新サービス「リモート介護相談」の提供を開始する。

 企業は「リモート介護相談」の導入により、国や厚生労働省が推進する「従業員の仕事と介護の両立支援」や「介護離職防止」への取り組みを進めることができるようだ。

■「リモート介護相談」提供の課題と背景

■「リモート介護相談」提供の課題と背景

 超高齢社会の進行により介護を必要とする人が増加し、それに伴い家族介護のためにやむを得ず仕事を辞める「介護離職」も増加している。

 国は、2020年初頭までの「介護離職ゼロ」を掲げているが、総務省の2017年就業構造基本調査によると介護離職数は年間9万9100人に上り、2012年同調査の10万1100人からほとんど減っていないのが現状だ。

 介護に直面する従業員は、企業において中核的な人材として活躍している場合も多く、こうした人材の離職を防止すること、さらには仕事と介護を両立できる職場環境を作ることは、企業の持続的な発展にとって重要である。

 国や厚生労働省は、介護に直面した人の仕事と介護の両立に向け、介護休業や介護休暇、所定労働時間短縮等、柔軟な働き方の整備や職場環境づくり、両立支援策の導入などの「働き方改革」を推進している。

 一方で企業は、何から取り組めばよいのかわからない、どのようなサポートを従業員に提供したらよいのかわからない、といった課題を抱えているようだ。

 企業によってニーズや緊急度等が異なるため、それぞれの状況に応じた対策に取り組んでいく必要がある。

■「従業員の仕事と介護の両立支援」や「介護離職防止」の取り組みをサポート

■「従業員の仕事と介護の両立支援」や「介護離職防止」の取り組みをサポート

 「リモート介護相談」は、企業人事担当や従業員を対象とした介護離職防止トータルソリューションだ。研修・セミナーやリサーチなど企業の取り組み推進をサポートする「企業人事向け」と、介護についての従業員の悩み解決をサポートする「従業員向け」のプログラムがある。

 導入企業の課題やニーズにあわせて、プログラムを組み合わせ、「従業員の仕事と介護の両立支援」や「介護離職防止」の取り組みをサポートする。

■企業人事向けプログラム

①コンサルティングやリサーチ、介護に直面する前の従業員や直面している従業員への介護リテラシー向上のための教育・研修などを提供する。

②「トモニン」(厚生労働省が定める、「仕事と介護を両立できる職場環境」整備・促進のためのシンボルマークの愛称)登録に向けた取り組み支援する。

■従業員向けプログラム

①専門家によるICTを活用したリモート面談
 ・株式会社エス・エム・エスの遠隔チャット「特定保健指導サービス」等の実績を活かしたサポートを行う。
 ・ケアマネジャーや他専門家による各種介護にまつわる相談窓口を開設し、従業員からの相談を受け付ける。

②介護相談専用イントラネット
 ・24時間対応のWeb相談窓口。医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、ケアマネジャーなどの医療介護従事者が相談者からの質問に回答する。株式会社エス・エム・エスが提供する心と体の会員制Q&Aサイト「なるカラ」と連携している。
 ・介護についての基礎知識や専門情報を提供する。介護のストレスや不安の解消をサポートするQ&Aサイト「安心介護」と連携する。
 ・有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などの介護事業所情報検索。全国30万件以上の掲載情報から希望にあう事業者選びをサポートする検索サイト「かいごDB」と連携する。

■まとめ

 超高齢社会の進行により、介護を必要とする人が増加し、それに伴い家族介護のために、やむを得ず仕事を辞める「介護離職」も増加している。

 「リモート介護相談」などのシステムを導入し、人材の離職を防止し、仕事と介護を両立できる職場環境を作る事が、企業は早急に求められる。

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