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令和現役世代が望む「これからの働き方」キャリア観の調査結果を発表

2019.09.02

 1st Penguin株式会社(本社:東京都港区)は、1回以上転職を経験したことがある東京都内在住、年収400万〜800万円、22〜35歳男女の方を対象に「キャリア」に関するアンケート調査を実施した。

 令和現役世代が望む「これからの働き方」はどのようなものなのだろうか。

■人生100年時代の働き方において、「これからの人生に不安がある」が69.3%

■人生100年時代の働き方において、「これからの人生に不安がある」が69.3%

 大企業が副業を解禁し、また人生100年時代が叫ばれる中、個人はどのようなキャリア観を持つべきか。

 今までと異なる新しい環境において「これからの人生に不安はありますか?」(n=111)と質問したところ、「とても不安」「少し不安」と答えた人が69.3%と半数以上の結果になった。

 寿命の延長に伴い、仕事からの引退も長引くことが予想され不安に思っている人が多いことがわかった。

■キャリアアップの意味は「スキルを上げる」が57.7%

■キャリアアップの意味は「スキルを上げる」が57.7%

 『「キャリアアップ」という言葉の意味をどのように考えていますか?』(n=111)と言う質問では、「スキルを上げる」が最多で57.7%、次いで「年収を上げる」56.8%、「出世をする」48.6%、「自由に働く」15.3%と続いた。

■43.0%がキャリアアップは「大変そう」という印象も

■43.0%がキャリアアップは「大変そう」という印象も

 『「キャリアアップ」という言葉への印象を教えてください』(n=107)と質問したところ、「目指したい」が46.7%と最多の結果になった。

 時代は移り変われど、キャリアアップに対する前向きな考え方は世代間を超え共通するものだということがわかる。一方で、「大変そう」という意見も43.0%と、懸念を示す人も多いことがわかった。

■新時代の働き方は「無理をしない」31.5%

■新時代の働き方は「無理をしない」31.5%

 『これからどのような働き方をしたいですか?』(n=111)という質問では、「成長できる働き方」37.8%、「スキルを身につけられる働き方」が36.9%と、ほぼ同率の結果になった一方で、「無理をしない働き方」も31.5%と、長時間労働などの労働問題に対してシビアに捉えている人が多いことに加え、働き方改革も後押ししている結果が素直に表れた。

■無理なく働けるキャリアアップ

 今回の調査では、令和を支える22〜35歳の現役世代における「キャリア」に対する考え方が明らかになった。

 令和へと時代も変わり、働き方改革を背景に、長時間労働の是正や副業による掛け算型社員など、柔軟な働き方を取り入れている人も多くいる。加えて、医療などの進歩により「人生100時代」とうたわれ、寿命が長くなった分、単純に定年後に再就職するなど、必然的に働く期間が長くなる。

 残業=頑張っていると評価され、1つの会社で勤め上げるという昔の日本型雇用のあり方は古い。長い人生だからこそ、自分らしく、掛け算型で無理なく働けるキャリアアップが望まれている。

■まとめ

 今回の調査では、令和現役世代の31.5%が「無理せず働きたい」という結果だった。

 人生100年時代と叫ばれ、働き方改革も進む中で、無理なく働ける環境へのキャリアアップ意欲がますます高まっているようだ。

 長い人生をより充実したものとするためには、性別や年齢にかかわらず高いスキルを身につけられる環境を企業が整備していくことも重要な課題である。

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