63%の女性が、長く働くために必要だと思っていることとは?
株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区)は、正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』のサイト内に、女性のリアルな仕事観を調査した新コンテンツ【データで知る「女性と仕事」】をリリースした。
「子育てに注力したいから、仕事は20代まで」「体力を考えると50代が限界かも」など、何歳まで働くのか?は、人それぞれだ。100歳まで生きる時代に女性たちは「働き続ける」ことをどう考えているのだろうか。女性たちの声を紹介する。
■84.2%の女性が、「60歳以上まで働きたい」と回答
「何歳まで働きたいですか?」という質問に対して、60歳以上の年齢を選んだ人が、全体の84.2%を占めるという結果になった。35歳以下の年齢を選択した人はたったの3%だ。「一生涯、働ける限り」を選んだ人が全体の4分の1を占めるなど、長く働きたい女性が圧倒的多数であることが分かった。
その年齢を選んだ理由とは何か
・「60歳」老後の年金生活では不安なので 貯蓄しておきたいから。(40代/営業/正社員/東京)
・「65歳」ある程度お金を貯めて、余生を楽しみたいから。(20代/企画・マーケティング/正社員/宮城)
・「一生涯」社会とのつながりを持つことで若々しくいられると思うから。(40代/バックオフィス/正社員/岐阜)
■ 64%の女性が、リタイアするまでに「最低1回以上は転職するつもり」と回答
リタイアするまでに転職するつもり(予定)はありますか?という質問に対して、70%近い女性が1回以上は転職するつもり(予定)と回答した。
「わからない」も28.1%と高いものの、「転職の予定はない」を選んだ人はたったの7.3%と、大半の女性が就業中に転職するつもりであるという結果だ。
■転職理由の1位は、「そこまで長く働き続けられないから」
「転職する理由は何?(複数回答可)」に対して、1位は、「そこまで長く働き続けられないから」だった。
次いで「プライベートの状況に応じて仕事を変えたいから」が多い結果となった。年代別で見てみると、全体では2位の「プライベートの状況に応じて仕事を変えたいから」が30代では1位となっている。ライフイベントが立て続けに起こる30代はまさに「これからどう働き続けるか」を考えるタイミングなのかもしれない。
■63%の女性が、長く働くためには「スキルアップが必要」だと回答
「長く働き続けるために何かしようと思っていますか?(複数回答可)」に対して、「もっとスキルを身につける」が圧倒的多数の63%となった。2位と3位の差は2%とほぼ同率で、「転職する」と「目の前の仕事を頑張る」が並んでいる。どちらの道を選択するべきか迷っているという女性が多いのかもしれない。
その他の意見としては、副業を持ちたい、起業準備、自己啓発など、次の仕事につながるための努力をしているという意見が多いという結果になった。
■調査概要
●調査内容:「女性と仕事」に関するアンケート
●調査期間: 2019年9月30日~10月10日
●有効回答数: 790名
●調査対象: 女の転職type会員
●調査方法: Web上でのアンケート
■まとめ
働く女性の多くは、60歳以上になっても仕事をしたいと思っており、そのためには、自身のスキルアップが必要だと考えている人が圧倒的に多かった。現代の女性たちにとって、“働く”ことは当たり前になってきているのかもしれない。
女性が働きやすい制度や環境づくり、スキルアップのための研修体制の構築など、企業が女性社員の活躍推進すに向けた姿勢を示すことが、彼女たちの更なるモチベーションアップにつながると言えそうだ。