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「年末年始に働くこと」についての意識調査。デパートやコンビニの年末年始の営業について、8割が思っていること。

2019.12.10

 企業や組織へチームワークや働き方改革のメソッドを提供するサイボウズ チームワーク総研は、令和最初の年末年始時期を前に「年末年始に働くこと」についての意識調査を実施した。

 年末年始に働くことについて、正社員400人の声を紹介する。

■年末年始休暇中「持ち帰り残業や出勤をしそう」な人は約2割

■年末年始休暇中「持ち帰り残業や出勤をしそう」な人は約2割

 12月末から年初にかけての年末年始休暇中に「持ち帰り残業や休日出勤などの業務対応が発生しそうかどうか」を聞いたところ、「発生しそう」と回答した人が約2割となった。(図1)層別に見ると、40代男性でやや多いようだ。

■取得日数は「9日間」が最多に。

■取得日数は「9日間」が最多に。

 「取得予定の休暇日数」では、カレンダー通り12/28(土)~1/5(日)の休みに当たる「9日間」が最多となった。一方で「1日間」「2日間」といった他の日数も一定数あがっており、様々である様子が伺える。(図2)

■従業員別、休暇日数

■従業員別、休暇日数

 職場の従業員数別に見ると、「100人以下」「101~1000人」では「5日以下」が、「1001人以上」では「9日間」が最多となった。(図3)

■デパートやコンビニなど普段利用するサービスに対しては「休業や時短で良い」の声が大多数

■デパートやコンビニなど普段利用するサービスに対しては「休業や時短で良い」の声が大多数

 普段利用しているサービスについて「大晦日から三が日の間、どのような営業状況が良いか」を聞くと、デパートやコンビニなどの流通業、通販、チェーン系カフェやファミレスなどの飲食業それぞれについて、「完全休業でも良い」もしくは「時短でも良い」とした人は8割前後に達した。(図4)

 「コンビニ」と「スーパーマーケット・量販店」については、他業種サービスに比べて普段の利用頻度が高いこともあり(「週一回以上利用」で6割以上)、「完全休業は困るが時短でも良い」が6割を超えている。日常に溶け込みながらも、この時期は営業が少なくても良いと思われていることが伺える。

■自由回答より

その他、自由回答で挙げられた声を紹介する。

・お金がほしい人など色々な人がいるのだから、完全に休むこともないと思う。時給を上げるなど、優遇して働きたい人が働けば良いと思う。 女性/ 58歳

・他の日に休日を同じ分だけ振り替えることができるなら働くこともいいのではないかと思う。 男性/ 39歳

・よりこれまでの在り方や、凝り固まった組織にとらわれずに、スケジュールを各々がマネジメントできるようになれば良いと思う。 男性/ 28歳

・子供の頃はお店がどこも休みで、年末に食品を買い込んで家族で過ごしていた。不便ではあったが、それが当たり前だったので不満はなかったし、特別感があった。今は大人は仕事、学生でもバイトや友達との約束で家族が揃う日ではなくなった。昔の日本中が休んでいた正月の方が厳かでよかったと思う。 女性/ 40歳

・サービス業をしている為、年末年始は休みがない。 せめて、元旦はどの業種も休みにするべき。 女性/ 24歳

・サービス業は書き入れ時なので経営視点から見ても休むことは無理だと思う 男性/ 37歳

など、さまざまな声があがった。

■まとめ

 年末年始、まとまった休みを取る人が多数を占める中、2割の人は業務が発生しそうと回答した。一方で、普段利用している業種やサービスについては、休業や時短などで良いとする意見が多く上がった。

 この時期に働く人たちがいることや、普段の職場の働き方などをふまえ、休みのあり方を考えてみるのも良いかもしれない。

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