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20代~50代に聞いた、職場に求める設備ベスト5!

2019.12.17

 スタートアップ向けクリエイティブオフィスを都内で50棟以上手掛ける株式会社リアルゲイト(本社:東京都渋谷区)は、社会人の「会社選び」に関する実態調査を、社会人経験3年以上の20代~50代の会社員553名を対象に実施した。

 社員が職場に求める設備とは、どのようなものなのだろうか。

■初就職では「仕事内容」を最も重視

■初就職では「仕事内容」を最も重視

 まず始めに、「初めて就職した際、会社選びで重視したも」について聞くと、「仕事内容」が65.1%と最多となった。

■現在の会社選びに重視するもの

■現在の会社選びに重視するもの

 一方で、「現在会社選びをするとした場合、重視するもの」について聞くと、「給料」が67.8%と最多となった。

 その後の就職では「人間関係(2.5倍)」「福利厚生・制度(1.8倍)」「給与(1.5倍)」が急上昇する結果だった。

■20~30代は、働く環境を重視

■20~30代は、働く環境を重視

 また、「福利厚生・制度」を重視すると回答した人を年代に見ると、特に20~30代の若者は、他の世代に比べその回答割合が多く、働く環境を重視していることが分かる。

■20代・30代はテレワーク、フレックス、リモートワークなどをかなり重視する傾向

■20代・30代はテレワーク、フレックス、リモートワークなどをかなり重視する傾向

 現在の会社選びにおいては、「働く場所・時間を自由に設定できる」ことを「かなり重視する」と回答する20代・30代が約20%いる一方、40代・50代の「かなり重視する」は5%前後と少ない結果となった。

■「リフレッシュ空間」の充実を重視しているのは20代が約8割と最多

■「リフレッシュ空間」の充実を重視しているのは20代が約8割と最多

 また、「リフレッシュ空間の充実」について、「かなり重視する」人は、20代が15.2%、30代が10.4%、40代が6.1%、50代が3.8%と、若い世代ほどリフレッシュ空間へのこだわりが強い傾向にあるようだ。

■職場に望む施設

■職場に望む施設

 「職場に望む施設はどれか」を質問したところ、「ラウンジ・休憩室」が42.5%、「個人ロッカー」が38.5%、「カフェ・コンビニ」が36.3%、「仮眠室」が27.1%、「個室作業ブース」が22.1%となった。

■職場に求める設備ベスト5は

■職場に求める設備ベスト5は

 続けて、「職場に求める設備ベスト5」を年代別に見ると、20・30代の3割が「ラウンジ・休憩室」「カフェ・コンビニ」「仮眠室」などのリフレッシュ空間を希望しているようだ。

■20代は他年代に比べ個人差が顕著で、多様な価値観を持つ世代

■20代は他年代に比べ個人差が顕著で、多様な価値観を持つ世代

 「プライベートと仕事、どちらを優先するか」と質問したところ、20代の半数(49%)が「プライベートを優先」と回答した一方、「仕事を優先」するという回答も、20代が全世代の中で最多の13.8%だった。

■生活スタイルで考えに近いもの

■生活スタイルで考えに近いもの

 「生活スタイルで考えに近いものはどれか」と年代別に聞くと、実際の生活スタイルは、全体の半数以上が「仕事がある日もプライベートの時間を充実させたいが、実際は充実していない」と回答した。

■ユニークなオフィス設備や会社の制度

 その他、会社選びや働き方へのこだわりについて質問したところ、以下のような社内外とのコミュニケーションの場を希望する声が目立った。

・「クラブ活動やスポーツが充実しているところ」(30代・男性)
・「半年に一回、同僚とレクリエーション」(30代・女性)
・「立ち話しながらミーティングできるスペース」(50代・女性)
・「他社とのコワーキングスペースがあるオフィス」(20代・男性)

また子育て・介護と仕事の両立に関する声も目立った。

・「働くママが多い職場で働きたい」(30代・女性)
・「資格手当や子供休暇などがあるところに転職したい」(20代・女性)
・「将来的に介護などのことを考えると、在宅勤務はありがたい」(40代・男性)

■調査概要

調査名:「社会人の会社選びに関する実態調査」
調査対象:社会人経験3年以上の20代~50代の会社員
調査期間:2019年9月6日~2019年9月8日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:553名

■まとめ

 会社選びは、働きやすい環境整備とプライベート重視がカギとなっており、職場に求める設備の上位には「ラウンジ・休憩室」「カフェ・コンビニ」「仮眠室」などのリフレッシュ空間が挙げられた。

 今回のアンケート調査は、現在働く環境を再度見直すきっかけとなる内容であった。自社の働く環境には社員が求める設備が充実しているのか、企業も改めて考える時間を設ける必要があるかもしれない。

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