20代の転職意識調査 先行きの見えないコロナ禍 3ヶ月以内の転職を希望する人は61%
株式会社学情(本社:東京都中央区、大阪市北区、代表:中井清和)は、20代の仕事観や転職意識をひも解くために「転職希望時期」についてアンケート調査を実施した。
61.0%が3ヶ月以内の転職を希望
「転職希望時期」を調査したところ、35.1%が「できるだけ早く」、25.9%が「1ヶ月~3ヶ月以内」、22.2%が「3ヶ月~1年以内」、5.8%が「数年以内に」、11.0%が「良い企業があれば」と回答した。半数以上の人が3ヶ月以内の転職を希望しており、具体的には「賞与をもらいたいので12月末の退職を検討している」、「引継ぎを考えると3ヶ月後が妥当」などの声が挙げられた。
一方、3ヶ月以上後の転職を希望する人からは「繁忙期を避けて退職したい」、「プロジェクト終了のタイミングで転職したい」など、現職との兼ね合いを考慮する声が挙げられた。
先行き不安で転職を考える人が多数
「この時期に転職活動をしようと思った理由」を調査したところ、最も多かったのは「企業や業界の先行きに不安を感じるから」で39.0%であった。次いで「もともとこの時期から転職活動を予定していたから」が28.0%、「冬の賞与後に転職したいから」が13.8%、「企業の採用意欲が回復しているように感じるから」が8.5%、「GoToトラベルなどで人の動きも活発になっているように感じるから」が4.7%、「夏の賞与額を見て転職活動をしようと思ったから」が4.2%、「テレワークなどで時間ができたから」が2.7%と続いた。
WEB面接と直接訪問の併用希望者が最多
「希望する選考スタイル」を調査したところ、最も多かったのは「Web面接と直接訪問を組み合わせて選考を受けたい」で44.2%であった。次いで「直接企業に訪問して選考を受けたい」が36.4%、「Web面接で選考を受けたい」が19.4%と続いた。
「日程調整がしやすいWeb面接を有効活用したい」という声とともに「雰囲気や社風を理解するためには直接面談したい」、「入社を決めるタイミングでは企業に直接訪問したい」などの声が挙げられた。選考フェーズによって、Web面接と直接訪問を使い分けたいと考える20代の意向が伺えた。
まとめ
今回の調査で、20代の半数以上が3ヶ月以内の転職を考えていることがわかった。転職を考えた理由として、コロナ禍における企業や業界の先行き不安が多く挙げられた。新卒の就職活動でも内定取り消しが話題となるなど、長期化するコロナ禍において将来を考える若者が多いことが伺えた。コロナ時代においても、人員を確保していくためには社員の不安を取り除き、サポートしていくことも必要なのではないだろうか。
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