マイナビBiz「新入社員のエンゲージメントと職場環境に関する調査 (2021年)」
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)が運営する法人向け中長期滞在先サービス『マイナビBiz』は、2018年~2021年度入社のビジネスパーソンを対象にした、「新入社員のエンゲージメントと職場環境に関する調査(2021年)」の結果を発表した。
仕事へのやりがい
2018年~2021年度に入社し新入社員研修を受けたビジネスパーソンを対象に、「自分の仕事にやりがいを感じているか」と問うと、全体で76.0%が「そう思う」と回答。しかし、新型コロナウイルス感染拡大で就職活動や働き方が大きく変化した2020年度は「そう思う」が他の年度より低かった。
コミュニケーションと仕事のやりがい
コミュニケーション頻度と仕事のやりがいの影響度・好感度をみてみると、「やりがいを感じる」人ほど、上司や先輩社員とのコミュニケーションが「あった」と回答し、「やりがいを感じない」人はコミュニケーションが「なかった」という回答が多い結果となった。
さらに、「入社初期に自分の考えや想い、不安などを先輩や上司に伝えられる場があったか」という質問では、「やりがいを感じる」と回答した社員は、伝えられる場が「あった」が81.4%と高い。
環境とやりがい
「業務を行ううえで、職場(寮・社宅がある場合は住居も含む)のツールや備品などの業務環境が整っているか」の質問に対しては、「やりがいを感じる」と回答した社員は、業務環境が「整っている」が80.7%となった。
「会社指定の寮や社宅・ホテルなどに住んだことがある」新入社員189名のうち、「会社・部署のことが好き」という社員は、会社から提供される住居環境に91.9%が「満足」と回答。しかし「会社・部署のことが好きではない」社員は57.9%と低かった。
調査概要
調査期間/2021年7月8日(木)
調査方法/インターネット調査
調査対象/2018年~2021年度入社・新入社員研修を受けたビジネスパーソン
有効回答数/514名
まとめ
社員の仕事に対する「やりがい」と、会社への「好感度」を高められるかは、入社初期に既存社員とどれだけ“相互に”コミュニケーションをとれるかが重要である。併せて、会社が働きやすい環境や生活しやすい環境を整えられるかも関係している。以上を踏まえると、テレワークの浸透やワークプレイスの多様化が進む中、新入社員を受け入れる環境の整備は、企業の健全な発展において重要な課題と言える。
<PR>