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人事担当者の6割が職場での感染に不安、7割以上が「オフィスの空気の見える化による感染症対策」に期待

2022.02.02
オフィスのミカタ編集部

株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)のエアテック事業「みんなエアー」は、人事担当者110人を対象に「オフィスのコロナ対策」の実態調査を実施。その結果を公表した。

94%以上の企業がコロナ対策を実施

94%以上の企業がコロナ対策を実施

「勤務先でコロナ対策をしているか」という質問に対し、55.5%が「入念にコロナ対策を実施している」、39.1%が「コロナ対策を実施している」と回答した。

一方、「あまりコロナ対策を実施していない」は1.8%、「まったくコロナ対策を実施していない」は3.6%で、コロナ対策をしていない企業はごく少数派という結果になった。

実施中の対策は「業務時のマスク着用」がトップで92.3%

実施中の対策は「業務時のマスク着用」がトップで92.3%

続いて、前項の質問に対し「入念にコロナ対策を実施している」「コロナ対策を実施している」と回答した人に対し、実施しているコロナ対策を複数回答で聞いた。

その結果、「業務時のマスク着用」が92.3%でトップとなり、「フィジカルディスタンス(ソーシャルディスタンス)の確保(76.9%)」「体調不良時の勤務の禁止(68.3%)」「アクリルパーテーションの設置(67.3%)」「社内の換気の励行(66.3%)」が6割以上の回答割合を占めた。

導入している空気改善機器は「フィルター系」が65.0%で最多

導入している空気改善機器は「フィルター系」が65.0%で最多

さらに、前項の質問で「空気改善機器による対策」を行っていると回答した人に対し、導入している空気改善機器の種類を聞いたところ、「フィルター系」が65.0%、「イオン系」が51.7%、「オゾン系」が26.7%という結果になった。

約6割が「ほかの従業員からの感染リスクに不安」

約6割が「ほかの従業員からの感染リスクに不安」

「勤務時間中、ほかの従業員からの感染リスクに不安を感じるか」尋ねると、「かなり不安」が22.7%、「やや不安」が36.4%という結果になった。

特に多かったのが「やや不安(36.4%)」「あまり不安ではない(33.6%)」で、同程度の回答割合を占めている。

72.7%が「空気の見える化」による効果に期待

72.7%が「空気の見える化」による効果に期待

また、「空気質の数値化など『空気の見える化』を行うことで、安心して過ごせる空気環境になることを期待するか」と質問したところ、24.5%が「かなり期待する」、48.2%が「やや期待する」と回答した。

79.1%が「適切な換気に加え、省エネ対策の実施」も希望

79.1%が「適切な換気に加え、省エネ対策の実施」も希望

加えて、「必要以上の換気をすると空調設備のエネルギー使用量も過剰になるが、適切な換気をしながら、省エネ対策も実施したいと思うか」聞いたところ、「非常に思う」が31.8%、「やや思う」が47.3%という結果となった。

バランスの取れた環境づくりがますます重要に

本調査結果から、94%以上の企業がコロナ対策を行っている一方で、約6割の人事担当者が職場での感染に不安を感じていることがわかった。コロナ禍に突入してから2年が経ち、「コロナ慣れ」してきている人が多いものの、職場では長時間人と同じ空間にいることが多く、接触機会も増えやすいことが不安の背景にありそうだ。

昨今、世界はどんどん「新型コロナウイルスはなくならない」ことを前提とした「ウィズ・コロナ」の流れに向かっている。さらなる長期化が予想される中、感染リスクを抑えることだけに注力するのではなく、感染対策をしつつも、社員の集中力や生産性、社内のコミュニケーションも担保できる、バランスの取れた環境づくりがますます求められている。

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