【働き方に関する調査】コロナ禍で給与や労働時間など多くのテーマで「後退した」の回答割合が約2倍に
株式会社ヌーラボ(本社:福岡県福岡市、代表取締役:橋本正徳、以下 ヌーラボ)は、プロジェクト管理ツールの「Backlog」ユーザーを主な対象とした「働き方に関する2021年度の振り返り調査(以下、本調査)」を実施。本調査の結果、およびヌーラボが2019年3月に実施した「2018年度の振り返り」の結果(以下、単に『2018年度』)との比較内容について、報告した。
2018年度の結果はこちら
働き方の変化
2021年度の働き方の変化について尋ねると、「大きな変化があった」と回答した33.7%、「少し変化があった」と回答した38.5%を合わせた72.2%の回答者が、働き方になんらかの変化を感じたということが分かった。この結果は、2018年度と比較して約1.2倍となっている。
「働き方改革実行計画」で言及された9つの検討項目をベースにそれぞれどの程度変化があったか尋ねると、多くの項目で「変化なし」が最多回答となった。しかし、「テレワークなどの柔軟な働き方」の項目に関しては、76.1%が「改善された」と回答した。一方、2018年度と比較すると、多くの項目で「後退した」の回答割合が約2倍となっている。
コロナ禍で生活における働き方の重要度がどの程度変化したかについて尋ねると、50.2%が「とても重要になった」、27.8%が「まあまあ重要になった」と回答し、全回答者のうち78.0%が「コロナ禍で、自分の生活において『働き方』の重要度は増した」と捉えていることが分かった。
調査概要
調査テーマ:働き方に関する2021年度の振り返り調査
実施期間:2022年3月3日~3月15日
調査手法:インターネット調査
有効回答数:205件
設問項目
・2021年度、周りの働き方に変化があったと感じるか
・2021年度、それぞれの項目について、どの程度変化があったと思うか(「働き方改革実行計画」で言及された9つの検討項目をベースにそれぞれ5段階で評価)
・2020年以降のコロナ禍で、生活において「働き方」の重要度は増したか
・2022年度、働き方はどんな風に変わると思うか(項目ごと5段階で評価・フリー入力)
・「働きやすい職場」とは具体的にどんなことを指すか(選択肢よりもっとも近いものを選択する形式)
調査結果詳細はこちら
まとめ
働く人々にとって働き方はますます重要なものとなっており、企業の働き方が二極化すると見られるポストコロナにおいては、働きやすさの追求は企業にとって必須課題となっていくと考えられる。