従業員のストレスマネージメントシステム『メンタルエール』における共同事業開発を合意

「MIMOSYS®」を提供するＰＳＴ株式会社（所在地：神奈川県横浜市、代表取締役：大塚寛、以下PST社）、ITサービス提供を行う株式会社バルコムテクノロジーズ（所在地：広島県広島市、代表取締役会長：山坂哲郎、以下バルコム社）およびバックオフィス支援クラウドERPシステムを提供する株式会社DONUTS（所在地：東京都渋谷区、代表取締役：西村啓成、以下DONUTS社）は、出退勤記録と声によるストレス評価を組み合わせた新システム『メンタルエール』を共同事業開発することで合意した。

背景

昨今、従業員の健康管理を経営的な視点で捉える「健康経営」への関心が高まっている。とりわけメンタルヘルスに関しては、厚生労働省の令和２年労働安全衛生調査で、労働安全衛生法により義務化されたストレスチェックテストにおいて、約半数の従業員が普段の業務で強いストレスを感じているという結果が出ている。その一方で、ストレスを抱えている人の労働生産性は5％低下するとの試算もあり企業経営へ影響を及ぼす。さらには従業員がメンタルヘルス不調により休職にまで至ると、企業経営へのダメージは計り知れなく、休職者においては復職への道のりも困難なものとなる。しかしながら、そのような方々をタイムリーに、適切なケアへとつなげていくことは容易ではない。そのため、まず幅広い従業員の変化に、早期から気づくことが可能な仕組みを作ることが喫緊の社会課題となっている。

そこで、PST社、バルコム社、DONUTS社の3社は、PST社の「MIMOSYS®」とDONUTS社の「ジョブカン勤怠管理」を連携させた、総合ストレスマネージメントシステム『メンタルエール』を共同事業開発することで合意した。

MIMOSYS®

ＰＳＴ株式会社が提供する声帯の変化(不随意反応)を解析して心の状態を「見える化」する音声未病分析技術。MIMOSYSは、東京大学大学院工学系研究科 特任教授の徳野慎一医師によって検証され、言葉、国籍、性別、年齢、個人差の影響を受けることなく、日常の声から客観的かつ手軽に心の健康度（気分・感情の浮き沈み）をチェックすることができる。

ジョブカン勤怠管理

株式会社DONUTS（所在地：東京都渋谷区　代表取締役：西村啓成）が提供する、勤怠管理・シフト管理システムで、勤怠管理業務に必要な機能を全て備えている。

まとめ

三社の共同事業開発により、『メンタルエール』を軸とした、出退勤時のストレス計測から、レポート確認およびカウンセリングまでのシームレスなオンラインストレスマネージメントが可能となる。活用を検討してみては？