LINEPay、本人確認にマイナンバーカード対応開始、マイナンバーカード普及7割が背景

LINE Pay株式会社は、「LINE Pay」のLINE Moneyアカウント開設時の本人確認に、従来の顔や本人確認書類の撮影による「写真で本人確認」に加え、マイナンバーカードを用いた公的個人認証サービス「かざしてすぐ本人確認」を追加した。

LINE Payの本人確認がマイナンバーでも可能に

LINE Pay株式会社は、「LINE Pay」のLINE Moneyアカウント開設時の本人確認に、マイナンバーカードを用いた公的個人認証サービス「かざしてすぐ本人確認」（以下、本機能）を追加した。

LINE Moneyアカウントとは、LINEPayで本人確認が完了しているアカウントのことで、LINEの友達への送金や銀行振込サービスなどが追加で利用できる。　　

本人確認の際に行っていた顔や本人確認書類の撮影による「写真で本人確認」に加え本機能を追加したことで、LINE Payユーザーの利便性向上をはかるという。

マイナンバーカードでの本人確認方法

本機能は、LINEPayの本人確認画面から選択できる。マイナンバーカードとパスワード（券面事項入力補助用、署名用電子証明書用）を用意し、必要事項を入力すれば完了。本人確認書類等の撮影・画像アップロードや住所等の入力が不要になるため、マイナンバーカードを持っている場合は手軽に利用できそうだ。

総務省によると、2023年7月2日時点でマイナンバーカードの申請状況は人口に対して約77.3％（※1）。何かとトラブルが話題になるマイナンバーカードではあるが、それでも人口の7割超えの人が保有している点を考えると、利便性に大きく貢献しそうだ。

※1 出典元：マイナンバーカード交付状況について（総務省）

まとめ

LINEPayは請求書支払い対応やPayPay加盟店でも利用できるなど今回も含め、情勢にあわせて進化してきた。今回はマイナンバーカード対応とあって、さらに対象年齢層が広げた形だ。