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第二新卒採用増加、即戦力よりもポテンシャル採用の傾向に

2023.09.01
オフィスのミカタ編集部

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘、以下リクルート)は、Z世代(26歳以下)の就業意識に関する調査をまとめた。ここでは企業側の動向を中心に紹介する。

中途採用市場、即戦力よりもポテンシャル

リクルートがまとめた調査によると、第二新卒をターゲットとして採用を行う企業が2021年度と2022年度で急激に増加している。また、中途採用にあたっては「本人の潜在的成長力や伸びしろを重視する」と回答した割合は約77%。かつての経験や専門性を持つ即戦力採用よりもポテンシャルを重視した採用が広がっており、第二新卒にとっては、キャリア選択の機会が広がっているといえる。

ポテンシャル採用が増加している背景として「新卒採用の充足難易度の上昇」があげられる。新卒採用計画を満たせなかった企業では、第二新卒採用で補おうとするケースが多いようだ。

Z世代が描く理想のキャリア

Z世代が描く理想のキャリア調査によると「プライベートも重視できる環境で働く(50.4%)」「安定した環境で働く(40.5%)」「自分のペースやスタイルを貫いて働く(38%)」が上位にあがっていた。他世代と比べて回答が多いものとしては、プライベート重視やチャレンジできる環境かどうかがあり、仕事とプライベートを充実させたい傾向がうかがえる。逆に管理職として経営サイドに近いポジションで働くことについては、他世代より低い傾向にあった。

まとめ

ポテンシャル採用の傾向が強くなる中、採用担当者は目の前の求職者の潜在的成長力や伸びしろを見抜く力が必要となるだろう。Z世代の転職に対する価値観も含め、採用時の参考にしたい。