掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

生成AIを活用した従業員インタビュープログラム「ボボットウ」提供開始【博報堂】

2023.12.11

株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)は、生成AIを活用した従業員インタビュープログラム「ボボットウ」の提供を開始すると発表した。

仕事における主観性を引き出す従業員インタビュープログラム

仕事における主観性を引き出す従業員インタビュープログラム

昨今、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで企業価値の向上を目指す「人的資本経営」の重要性はますます高まっている。その中で、仕事における「好き・こだわり・没頭・偏愛」といった「主観性」が非常に重要であるとされる一方、多くの企業においてそれらを従業員から引き出し、活用する取り組みは進んでいない。また従業員自身も「好き」や「自分の中に眠る内なる思い」を問われる、または共有する機会がないことにより、自らの「好き・こだわり・没頭・偏愛」に無自覚であることも多いと推察される。そのような状況を背景に、同社は新たに生成AIを活用した従業員インタビュープログラム「ボボットウ」の提供を開始する。

データを社内外のコミュニケーションに活用

データを社内外のコミュニケーションに活用

同社によれば「ボボットウ」では、これまで実現が難しかった数百〜数万人規模での「全従業員」へのインタビューが可能だという。生成AIとのチャットコミュニケーションを通じて従業員が自身の「好き・こだわり・没頭・偏愛」を発見し、仕事に対するモチベーションの源泉に気づくきっかけをつくる。単なるアンケートではなく生成AIとのチャットによるインタビュー形式を採用することによって、AIとのコミュニケーションの過程で従業員自身の思いや熱量の輪郭が明瞭になる点や、思わぬ気づきや発見のきっかけとなりやすい点が大きな特長だ。所要時間はインタビューの狙いによって15~45分程度まで調整することができる。

発掘・可視化された従業員の「好き・こだわり・没頭・偏愛」は、回答した従業員本人向けにはインタビュー結果をまとめた新聞やレポートなどの形で、インタビューを実施した部門や全社向けには今の従業員たちの思いや興味関心が浮き彫りになるレポートなどの形でアウトプットされる。これらの資料やデータは、社内コミュニケーションや企業・ブランド全体の社外コミュニケーションに活用することが可能となる。

まとめ

従業員の価値を最大限に引き出し、中長期的な企業価値の向上につなげていく人的資本経営。開示情報への投資家からの関心も大きく、今後の企業の成長には欠かせない取り組みとも言えるだろう。オフィスのミカタでは、バックオフィス担当者がどう取り組んでいくべきか特集記事で紹介している。併せて参考にしていただきたい。

関連記事:いまこそ「人的資本経営」に注目が集まる理由【前編】~コロナ禍を経て再認識された変化に対応する源泉は人という事実 - オフィスのミカタ

関連記事:いまこそ「人的資本経営」に注目が集まる理由【後編】~業界全体の魅力向上と自社の魅力向上が必須 - オフィスのミカタ