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26.5%の企業経営者が年末調整にまつわるトラブルを経験【年末調整×AI活用に関する調査】

2023.12.20

スタートアップ税理士法人(本社所在地:東京都新宿区、代表税理士:大堀優)は、従業員5人以下の企業の経営者を対象に、「年末調整×AI活用」に関する調査を実施した。

調査実施の背景

企業では12月と言えば年末調整の時期でもあり、担当部署の方は多忙な日々を送ることだろう。アナログ作業も多い年末調整業務は、ヒューマンエラーが起こってしまうことも珍しくない。

そこで今回、税金×ChatGPTで税の悩みを解決するサービス「税金スッキリくん」を提供するスタートアップ税理士法人は、従業員5人以下の企業の経営者を対象に「年末調整×AI活用」に関する調査を実施した。

調査概要

調査期間:2023年11月27日(月)~2023年11月28日(火)
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
調査人数:1001人
調査対象:調査回答時に従業員5人以下の企業の経営者であると回答したモニター
モニター提供元:ゼネラルリサーチ

年末調整を自身で担当する経営者は約3割

年末調整を自身で担当する経営者は約3割

同社は年末調整の実態を明らかにするため、まず主に年末調整を担当する人について調査したところ「経営者自身(32.7%)」が最も多く、次いで「外部委託(30.7%)」「経理担当(24.9%)」と続いた。

また、年末調整で忙しくなり始める時期については5割以上が「12月(55.0%)」と回答している。

年末調整を負担に感じる経営者の割合

年末調整を負担に感じる経営者の割合

同社は続いて、忙しい年末に行うことの多い年末調整に対して、負担を感じている経営者がどのくらいの割合なのかを調査。半数以上(「とても感じている(19.4%)」「少し感じている(33.2%)」)の経営者が負担を感じているという結果がでた。

どのような部分に負担を感じているかとの問いには「それぞれ従業員が年末調整の計算が違うという点」「社員各人が控除証明などの提出に戸惑って提出が遅れることがあり、それがそのまま年末調整の時間が滞ることがあり負担」などの従業員に関するものや、ソフトウェアの操作や入力作業といった点が挙げられた。

年末調整にまつわるトラブル26.5%の企業経営者が経験

年末調整にまつわるトラブル26.5%の企業経営者が経験

年末調整で配偶者控除や扶養控除に誤りがあった場合、税務署からやり直しを通知されることがある。実際に過去の年末調整でエラーやトラブルが発生した経験については「複数回ある(15.5%)」「一度ある(11.0%)」となった。エラーやトラブルが発生した要因については、6割近くが「人的要因(58.5%)」と回答した。

年末調整業務の課題解消に向けて

年末調整業務の課題解消に向けて

同社は年末調整にさまざまな課題があることから、経営者がどのように課題解消を検討しているかを調査。約2割が課題解消を検討したことが「ある(21.0%)」と回答した。

同社は課題解消のひとつの手段としてAIが考えられるとして、年末調整の業務においてAIの活用を検討した経験を尋ねた。その結果、9割弱が「ない(86.8%)」と回答し、AI活用を検討する企業はまだ多くはないことを明らかにした。

まとめ

忙しい年末の時期に行われる年末調整に対し、経営者の52.6%が負担を感じており、26.5%の経営者が年末調整においてトラブルを経験していることが明らかになった。オフィスのミカタでは年末調整の基礎知識からおすすめの電子化サービスまでをまとめて紹介している。参考にしていただきたい。

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