入社後のキャリア「自身の希望に応じて選択したい」が約9割|新社会人のキャリア観調査
終身雇用が当たり前ではなくなり、キャリアの自律を志向する人が増加の傾向にある。特にミレニアル世代やZ世代は「キャリアの自律」への関心が高いと言われている。そうした中、株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、2024年4月に入社を控える新社会人(以下:新社会人)を対象に、自身のキャリア形成をどのように捉えているのかアンケートを実施した。
入社後のキャリア「自身の希望に応じて選択したい」が9割に
同社は、入社後のキャリアについて「自身の希望に応じて選択したい」と回答した新社会人が54.8%で「どちらかと言えば自身の希望に応じて選択したい」34.1%を合わせると、9割もの新社会人が「自身の希望に応じて選択したい」としたことを明らかにした。
一方で「会社に委ねたい」の回答は5.5%にとどまっている。同社によれば「希望と合致する働き方ができれば、モチベーション高く働けると思う」「一定会社に委ねる部分もあると思うが、自身でもハンドリングできるようにしたい」「自身の希望が反映されるように、仕事を頑張っていきたい」などの声が寄せられたという。
また、自身のキャリアプランを考えることに「興味がある」と回答した新社会人が48.0%に上り「どちらかと言えば興味がある」と回答した34.1%と、8割以上の新社会人が、自身のキャリアプランについて考えることに興味があるとしたことも明らかになった。
調査概要
調査期間:2023年11月14日~2023年11月30日
調査機関:株式会社学情
調査対象:「あさがくナビ2024」へのサイト来訪者
有効回答数:396件
調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある
まとめ
本調査では、入社後のキャリアについて「自身の希望に応じて選択したい」と回答した新社会人が約9割となった。また8割以上の新社会人が、自身のキャリアプランについて考えることに興味があると回答している。自身の希望との合致がモチベーションにつながるという声も挙げられており、新入社員が自身のキャリアについてどのように考えているかを知ることは内定後から入社直後において、重要なフォローのひとつと言えるのではないだろうか。オフィスのミカタでは、Z世代の特徴が表れるキャリア観が見受けられる調査結果のひとつとして、株式会社マイナビが発表した「マイナビ 2023年卒 入社半年後調査」を紹介している。併せて参考にしていただきたい。
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