掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

転職を考えるきっかけ「人間関係」が約3割!うち実際に転職は6割超 NEXER調査

2024.08.09

株式会社NEXERが株式会社RSGと共同で「転職を考えたきっかけに関するアンケート」を実施し、結果を公開した。対象は、事前調査で「転職を考えたことがある」と回答した全国の男女500名。どんなことが契機になって、転職を意識するのか? 寄せられたエピソードなどもあわせて結果の概要を紹介する。

調査概要

◆調査期間:2024年7月31日~8月5日
◆調査機関:株式会社NEXER(自社調査)
◆調査対象:事前調査で「転職を考えたことがある」と回答した全国の男女
◆有効回答数:500サンプル
◆調査方法:インターネット調査
◆出典:株式会社NEXERと株式会社RSGによる調査。株式会社RSG
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある

転職を考え始めたきっかけ「人間関係」が最多の29.2%

転職を考え始めたきっかけ「人間関係」が最多の29.2%

本調査では、まず「転職を考えるきっかけ」について質問。最も大きなきっかけとして「人間関係」と答えた人が29.2%で最多となった。次いで「給与や評価など(24.0%)」「仕事内容(22.0%)」が続いている。

アンケートには回答者のリアルな声も寄せらており、発表されている回答理由の中から、いくつかピックアップして紹介しよう。

「人間関係」
■上司と仲が悪かった。(30代・男性)
■会社主催の飲み会が多く、断りづらい雰囲気でとても嫌だ。(30代・女性)
■一緒に働いていたスタッフとどうしても気が合わず、メンタル的に厳しくなってしまったので転職をしました。(30代・女性)

「給与や評価など」
■勤務年数が長くなっても給料は変わらず、仕事内容ばかりが難しくなったり量が増えるのは納得がいかない。(20代・女性)
■自分より仕事をしていない人が自分よりもランクが上で給料が高く、自身がランクアップできる未来が見えなかったから。(20代・女性)

「仕事内容」
■仕事内容と会社が合わなかった。(30代・女性)
■やりがいが感じられない。(30代・男性)
■本来自分がやるはずでは無い業務を押し付けられて残業が増えたから。(40代・女性)

実際に転職をした人は6割超 その理由は?

続いて、実際に転職をしたかどうかを尋ねると、64.6%と半数以上が「した」と回答。実際に転職した/していない・転職活動もしていない/転職活動はしたが実際の転職はしなかった人に分けて、それぞれの回答理由も紹介されている。

「実際に転職をした」回答理由
■待遇のいい企業が見つかったので。(30代・女性)
■様々な面で自分に都合のいい仕事が見つかったから。(30代・男性)
■環境を変えないと自分がダメになると思ったし、もっと合う会社があると考えたから。(40代・女性)

「していない・転職活動もしていない」回答理由
■まだ入って間もないため、経歴に傷が付くと思ったから。(20代・女性)
■他がいい保証がない。(30代・男性)
■転職活動するのが面倒だったから。(40代・男性)

「転職活動をしたが、実際には転職しなかった」回答理由
■転職活動をしたが、その時勤めていた会社より仕事内容の良さそうな先が無かったので、とりあえず転職せず続けることにした。(40代・男性)

転職する際に大変だったことが「あった」人は約半数

最後に、「実際に転職をした」人を対象に、転職を考え始めてから実際に転職するまでに大変だったことはあるかを問うと、大変なことが「あった」と回答した人が51.1%と約半数。

「仕事をしながらの転職活動(30代・女性)」「なかなか別の仕事が見つからなかったこと(30代・女性)」「年齢的にも面接で落ちたり、面接にすら進まなかったりと歯痒い時期があった。その間家族にも苦労と心配をかけている実感も重くあった(40代・男性)」といったエピソードが寄せられた。

まとめ

転職を考えるきっかけとして「人間関係」「給与や評価」「仕事内容」が多いことが示された今回の調査結果。企業側としては、離職防止の取り組みとして、社内コミュニケーションの促進や適正な評価制度の設定ができているか、一度見直してみてはいかがだろうか。