2025年卒就活生は企業選びで「福利厚生」を重視!特に魅力を感じる制度は? 大和ライフネクスト調査
大和ハウスグループの大和ライフネクスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:竹林桂太朗)は、現在就職活動中で2025年3月に卒業、4月から新規就職する学生400人を対象に、就職に関する調査を実施。企業を選ぶ際に重視するポイントや、魅力を感じる制度、社員寮に関する意識などを明らかにした。ここでは、公表された結果の概要を紹介する。
調査概要
調査対象:現在就職活動中の2025年3月に卒業、4月から新規就職する学生
サンプル数:400名
調査手法:インターネット調査
実施期間:2024年7月18日~7月23日
出典元:2025年卒・Z世代の就活トレンド 学生400人を調査「社員寮」に関する学生の意見とは?(大和ライフネクスト株式会社)
企業選びで重視するのは「福利厚生」魅力を感じるのは「休暇制度」「働き方」「住宅」
本調査によれば、学生が企業選びにおいて重視していることの上位は「福利厚生が整っている(44.3%)」「給与の高さ(39.8%)」「職種に興味がある(32.8%)」となっている。
また、「企業の福利厚生について魅力を感じるものは何か」を複数回答で問うと、「休暇制度(病気休暇、リフレッシュ休暇、ボランティア休暇など)」が半数以上となる53.8%でトップ。次いで「働き方(フレックスタイム制度、テレワークなど)(50.8%)」「住宅(社宅、住宅手当など)(37.5%)」が上位に並んだという。
社員寮に関する意向と就活意欲の関係性
本調査では、「会社が提供する社員寮に入りたいと思うか」も質問。「入りたい」「やや入りたい」の合計が50.0%で、「入りたくない」「やや入りたくない」の合計と半数ずつという結果に。さらに、「どんなサービスや設備があると、会社が提供する社員寮に入りたいと思うか」を聞くと、「インターネットが無料で利用できる(85.0%)」「自身の賃料負担額が1~2万円程度(80.3%)」「家具・家電付きの部屋がある(79.5%)」が上位に挙げられた。
また、社員寮に「入りたい」と答えた学生は「大手企業に就職したい」という回答の割合が全体(31.0%)に比べると10ポイント以上高いという結果に(43.0%)。同じく社員寮に「入りたい」と答えた学生は、就職活動で実施している(した)ことが全体的に多く、大学が実施する合同企業説明会への参加、エージェント型の就職サイトへの登録・利用、OB・OG訪問については、それぞれ全体と比べて10ポイント以上高い結果となったことがわかった。
まとめ
本調査によって、福利厚生の充実は既存従業員のエンゲージメント向上だけでなく、新たな人材の確保にも効果が期待できることが示唆された。採用難度の上昇が課題となる中で、他社といかに差別化を図っていくかという点で、福利厚生の見直しを検討してみてもいいのではないだろうか。
また本調査では、社員寮に入りたいと考えている学生の方が、より積極的に就職活動に取り組んでいる様子もうかがえる。福利厚生制度のひとつとして社員寮の導入を検討することも、採用活動におけるアドバンテージとなる可能性がありそうだ。