26年卒の就職人気企業ランキング、トップは変わらず伊藤忠商事 学情調査
株式会社学情(本社:東京都中央区)は、2026年卒学生対象「就職人気企業ランキング」として、2026年3月卒業予定の大学3年生、大学院1年生、5476名から得た回答を発表した。ここではランキングの概要をお伝えする。
調査概要
調査期間:2024年4月1日~2024年10月31日
調査機関:株式会社学情
調査対象:2026年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生
有効回答数:5476件
調査方法:(1)あさがくナビ登録学生へメールにて告知。Web上の入力フォームによる回収/(2)弊社主催のイベント来場学生へのWeb入力フォームによるアンケート調査及び回収
回答方法:選択式(最大5社)
出典元:2026年卒 就職人気企業ランキング(株式会社学情)
第1位は7年連続で伊藤忠商事 上位はエンターテインメントに強い企業が多数
学情が発表した調査では、総合ランキングのトップは7年連続で伊藤忠商事。学情は、伊藤忠商事はアパレルやファミリーマートを軸にした生活消費分野など、学生にも親しみのある分野で業績を上げていると解説した。
そのほか上位にはエンターテインメントに強い企業が多数ランクイン。3位任天堂、4位オリエンタルランド、5位東宝、6位集英社、8位KADOKAWA、9位講談社、12位バンダイ、14位ソニーミュージックグループ、18位小学館、20位博報堂/博報堂DYメディアパートナーズと、20位以内に7社が入り、昨年の5社を上回っている。
もう1点、学情が特徴として挙げたのが、金融系企業の人気復活だ。昨年はメガバンク3行のうちトップ100には三菱UFJ銀行だけのランクインだったが、今年は3行そろってトップ100に。学情では、メガバンク3行は2023年度に純利益の合計が過去最高となり、2024年度も金利上昇などを追い風にさらに増益を見込んでいると解説している。
まとめ
今回発表された学情による2026年卒の「就職人気企業ランキング」では、上位10社は昨年とほとんど変わらない企業が名を連ねた(今回5位の東宝が前回32位で、その他の9社は昨年も10位以内)。「出版」各社について、学情は海外でもビジネスを広げている企業に人気が集まっていると解説している。
学生の人気を集める企業を知ることは、彼らが就職活動において何を重視して企業を選定しているかを読み解くヒントになるはずだ。自社の採用活動においてどのようなアピールが学生に届きやすいかを考える際に参考にしてみてはいかがだろう。