キャスター、マネーフォワードと連携し経理・バックオフィス支援を拡大
株式会社キャスター(本社:東京都千代田区、代表取締役:中川祥太、以下:キャスター)は、株式会社マネーフォワード(本社:東京都港区、代表取締役社長グループCEO:辻庸介、以下:マネーフォワード)との連携を一層強化すると発表した。経理専門リモートアシスタントサービス「CASTER BIZ accounting」を提供するキャスターは、マネーフォワードが提供するSaaSサービスに特化した経理およびバックオフィス支援の強化に取り組むとともに、会計事務所が抱える人材確保や育成の課題解決に注力するという。
スモールビジネスに向けた経理・バックオフィス支援を拡大
中期的な経営戦略の中で、経理業務支援の強化を重要な柱と位置づけているキャスターは、リモートアシスタントサービス「CASTER BIZ」シリーズをはじめとした人材事業を運営している。労働人口の減少が加速する中、専門性のあるバックオフィス人材の不足は深刻化しており、人材供給や生産性向上を支援する取り組みに注力してきた。
2024年5月にはマネーフォワードと資本業務提携を締結。顧客紹介などの連携を計画通り進めてきたが、今後はスモールビジネス向けの包括的な支援体制をさらに強化し、経理およびバックオフィス支援サービスを展開していくとしている。
マネーフォワードは「マネーフォワード クラウド」などのクラウドサービスの提供を通じて、特に小規模事業者や個人事業主の業務効率化において高い評価を得てきた。一方で、経理専任者を置かない事業者においてクラウドツールの初期設定や適切な活用に割ける時間が不足しているという課題が存在することに着目していたという。
そこで、マネーフォワードの技術力とキャスターの豊富な人材リソースを組み合わせることにより、業務負担を軽減し、業務の効率化と企業の成長をさらに支援していくことが発表された。双方の強みを活かした新サービスの共同開発や、より多くの企業への支援体制の拡大に努め、人材不足の解消、業務効率化、DXの普及、さらには中小企業の経営基盤強化に貢献するという。
出典元:マネーフォワードと連携しスモールビジネス向け経理・バックオフィス支援を拡大(株式会社キャスター)
まとめ
両社の連携強化は、人材不足の深刻化が進むバックオフィスの業務効率化やDX推進を支えることへとつながっていくだろう。特に、専門性を有するバックオフィス人材がより不足しているであろう中小企業にとっては、こうした支援サービスの必要性がより高いと考えられる。今後の展開にも注目したい。