約6割の女性「100%仕事に時間を使えれば」管理職希望 しゅふJOB総研
株式会社ビースタイル ホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は、運営する調査機関『しゅふJOB総研』にて『女性管理職比率』をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を実施した。
調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:727名 ※女性のみ
調査実施日:2025年7月19日~2025年8月1日
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
出典元:女性は管理職になりたがらない? ― 100%仕事に“時間”が使えれば管理職を希望:57.2%(株式会社ビースタイル ホールディングス)
女性の管理職志向に「仕事以外での時間的な制約」が影響
本調査ではまずはじめに、主婦層を中心とする就労志向の女性を対象に、管理職として就業した経験について質問。「ある」と回答したのは23.0%だった。また、管理職になることを「希望する」と答えた人は24.1%であることも明らかになった。さらに、女性管理職比率は何%くらいが妥当だと思うか質問。最も多かったのは「50%程度(31.4%)」で「40%程度」以上との回答は合計で49.4%と半数近くを占めた。
続いて「女性管理職を増やすにはどうすれば良いと思いますか」との設問では「結婚や出産をしても管理職として続けやすい雰囲気を職場に作る(75.9%)」が第1位にランクイン。そのほか「在宅勤務が認められる業務を増やす(48.4%)」「拘束時間ではなく成果で給与を決める仕組みを導入する(46.8%)」との回答が高い割合を示している。
また「もし結婚や出産をしても家庭の制約がなく、100%仕事のために時間を使うことができるとしたら、あなたは管理職になることを希望しますか」と質問。その結果 「希望する」との回答が57.2%へと大幅に増えたことが明らかになった。現状では「希望しない」と回答した人であっても、100%仕事のために時間を使えるなら42.7%が「希望する」と回答した。
まとめ
仕事以外での時間的な制約が、女性の管理職志向に大きく影響を及ぼしていることが明らかになった、本調査。仕事と家庭との両立を考えるときに「管理職になることは負担が大きい」と考える女性が多いことを示唆している。
女性の家庭内での負担の軽減につながる施策や「管理職の在り方」そのものを見直すなど、さまざまな側面から企業が取り組んでいくことで、潜在的な人材を活かせる可能性があるといえる。厚生労働省も女性の活躍に向けた取り組みを積極的に行う企業の事例などを紹介している。併せて参考にしたい。
参考:女性活躍推進法特集ページ(えるぼし認定・プラチナえるぼし認定)(厚生労働省)














