「経費申請の差し戻し」承認担当者の97.5%が負担感 TOKIUM調査
経理AIエージェントを提供する株式会社TOKIUM(本社:東京都中央区、代表取締役:黒﨑賢一)は、立替経費の承認作業に携わる従業員1100名を対象に、実態調査を実施した。
調査概要
調査期間:2025年9月1日~2025年9月2日
有効回答数:1100人
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の立替経費の承認作業に携わる従業員
出典元:承認担当者の97.5%が、経費申請の差し戻しを 「精神的負担」と回答(株式会社TOKIUM)
差し戻し対応の負担感とその要因
本調査では、承認担当者が1カ月間で平均145件の立替経費を承認していた。その内、経費承認の平均差し戻し率は21.7%と、約5件に1件が差し戻されている実態が浮き彫りになった。経費承認作業については、73.9%の承認担当者が「負担に感じる」と回答。具体的には「不備があった場合の差し戻し(77.1%)」が最多だった。そのほか「申請や記載漏れや規定違反などの不備がないかの確認(44.5%)」「申請に関する問い合わせ対応(35.2%)」などと比べても、突出して高い割合を示していることがわかる。
続いて、申請の差し戻しに精神的負担を感じるかを質問。その結果、承認担当者の97.5%が「はい」と回答した。主な要因としては「関係性のある相手に不備を指摘すること(66.3%)」「申請者に何度も同じことを指摘すること(42.2%)」が多く挙げられている。
なお「あなたに代わって立替経費の一次承認を行ってくれるAIエージェントを利用したいか」との質問には「利用したい」との回答が80.6%であった。
まとめ
立替経費の精算業務で、高い割合で差し戻しが発生していること。その作業が承認担当者の大きな負担となっている。申請者に不備を指摘することが、普段のコミュニケーションに影響を及ぼす可能性も含めて、承認担当者が負担に感じていることが明らかになった。
こうした背景もある中、AIエージェントによる一次承認を導入したいと回答する担当者は8割を超えている。業務効率の改善や人的ミスの防止、そして担当者の精神的な負担感の軽減と、導入のメリットは大きいのではないだろうか。経費承認作業のフローの見直しや、ツールの活用を検討したい。














