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3人に1人の経理担当者が法人カードを不正利用された経験あり 法人カードに関する経理担当者の声

2023.07.20
オフィスのミカタ編集部

新規上場企業の20%以上が利用する法人カード「UPSIDER」およびビジネスあと払いサービス「支払い.com」を提供する株式会社UPSIDER(代表取締役:宮城徹・水野智規、本社:東京都港区)は、法人間決済に関する不安や実体験についてアンケート調査を実施した。

「立替精算は手間がかかる」89%の経理担当者が法人カードの利用希望

法人カード及びビジネス後払いサービスを提供する株式会社UPSIDER(以下同社)は、法人間決済に関する不安や実体験を調査した。

同社の調査によると、業務シーンで89%の経理担当者が法人カードを利用したいと回答しており理由としては「立替精算は手間がかかる(52%)」「利用に関する管理が楽(30.4%)」「立替精算は個人の負担が大きい(8.8%)」があげられている。利用内容のタイムリーな把握や証憑保管が容易であることなど「管理の楽さ」で法人カードを利用したい経理担当者が多いようだ。

「従業員に不正利用されないか怖い」55.6%の経理担当者が感じる不安要素

法人カードを利用することによる不安点について、同調査によると「不正利用されないか怖い(55.6%)」「従業員が期日通りに証憑を提出してくれるかどうか不安(43.7%)」「外部に情報が漏れ不正利用が起きないか怖い(36.6%)」と不正利用に関する不安が上位を占めていたという。

また、これまで経理担当者や決済管理者が経験した法人カードのトラブルとして「把握していないサービスの請求が届いた(33.2%)」「法人カードと個人のクレジットカードを間違えてプライベートで利用された(32.8%)」「支払い期限が過ぎた請求書を連携された(32.5%)」とうっかり利用されたものも含め3人に1人が実際に不正利用された経験があるようだ。利用先や利用可能な金額・期間などの制限ができるなど、安全に使える仕組みを有しているかが法人カードを選ぶ上で必要な要素となるだろう。

調査概要

調査方法:法人カード「UPSIDER」ユーザーを対象とするアンケート調査
有効回答数:経理担当者=268人、それ以外=114人、合計382人
調査期間:2023年6月21日〜2023年7月5日

まとめ

一般社団法人日本クレジット協会によると、クレジットカードの不正利用額は年々増加しており、2022年1月~12月までで436億円にものぼる(※1)。クレジットカードの不正利用を防ぐための本人認証サービス「3Dセキュア」の導入が経済産業省によって2025年3月に義務化されたことにより、不正利用に関する関心は高まっているだろう(※2)。

今回は「法人カードに関する従業員の不正利用」だったが、不正利用に関する政策や関心が高まる今、カードの不正利用について改めて見直しや対策を確認したいところだ。

※1 出典元:日本のクレジット統計(2022年版)
※2 出典元:クレジットカード・セキュリティガイドライン【4.0版】が改訂されました