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「採用ミスマッチ」直近1年で「発生した」約6割 back check調査

2026.02.13

back check株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:須藤芳紀)は、人事部に所属する全国のビジネスパーソン1000名を対象に、2025年度の採用活動において企業が直面した採用トラブルやミスマッチの実態について調査を実施。人材獲得競争の激化や採用手法の多様化により、企業の採用判断がこれまで以上に複雑さを増す中で、企業が直面している採用トラブルや判断プロセスの課題について明らかにした。

調査概要

調査対象:人事部に所属する全国のビジネスパーソン1000名
調査期間:2026年1月16日~2026年1月22日
調査方法:インターネットリサーチ
出典元:採用判断における判断材料の不足が顕在化 back check調べ 「2025年 採用トラブル実態調査」 面接依存と生成AIが浮き彫りにする“見極めの限界”(back check株式会社)
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合がある

「採用ミスマッチ」約6割の企業で発生 職場全体の負荷増加に

「採用ミスマッチ」約6割の企業で発生 職場全体の負荷増加に

本調査ではまずはじめに、直近1年間(2025年1月~2025年12月)の採用活動を振り返り、採用ミスマッチの発生状況について質問。その結果「採用ミスマッチが発生している」と回答した企業は57.7%と、約6割に及んだ。

続いて、採用ミスマッチが表面化するタイミングについてたずねた項目では「試用期間中(28.6%)」が最多に。次いで「試用期間終了後(26.7%)」「配属・役割変更時(15.7%)」が上位に挙がった。

採用ミスマッチによって発生した影響は「早期離職が発生した(41.0%)」が最多だった。次いで「上司のマネジメント負荷増(29.0%)」「現場の指導負担が増加(26.8%)」との声が多く、現場全体の負荷増加にまで及んでいる実態が浮き彫りになった。

最終判断は面接頼み 見極めの限界

最終判断は面接頼み 見極めの限界

次に本調査では、現在の採用選考において最終的な採用判断をするにあたって、依存している情報について質問。「面接での受け答え(60.7%)」「面接官の直感・印象(45.0%)」「履歴書・職務経歴書(39.4%)」が上位に。さらに、応募者が語る前職での経歴や成果や実績について、採用時点で事実確認や再現性の判断が難しく、入社後に想定と異なると感じた経験の有無を質問。57.6%が「感じた(非常に感じた:14.6%、ある程度感じた:43.0%)」と回答している。

また、書類選考や面接といった一般的な採用プロセスでは把握しづらく、入社後にギャップを感じやすい応募者情報については「コミュニケーション力・協働力(40.1%)」が最多に。次いで「主体性・行動力(指示待ち含む)(31.7%)」「ストレス耐性・環境変化への対応力(30.8%)」が続いた。

採用選考において、採用判断の検証や裏付けを十分に行えなかった理由を質問。「人事の業務負担が大きい(34.4%)」を筆頭に「確認できる範囲に限界がある(28.5%)」「客観的な手段が少ない(26.4%)」という結果となった。

選考判断の難化を招く?生成AI活用の応募書類

選考判断の難化を招く?生成AI活用の応募書類

続いて本調査では、採用選考において、応募者が生成AIを使用したと思われる書類や回答に接したことがあるかを質問。54.2%が「接している(頻繁に接している:16.7%、時折、接している:37.5%)」と回答した。

さらに本調査では、採用選考で生成AIを使用したと思われる応募書類や回答に接したことがあると回答した542名を対象に、選考判断の難化について質問。その結果、60.5%が「選考判断が難しくなった」と回答した。

まとめ

近年の採用活動において、面接依存と判断材料の不足が、採用ミスマッチの発生につながっている可能性が示された。生成AIを用いた応募書類の増加に伴う選考判断の難化を感じる人も多く、採用プロセス全体の見直しや多角的な情報収集の仕組みを検討する必要性がうかがえる。

採用判断の検証や裏付けが不十分であることの理由として、最も多く挙がったのが「人事の業務負担が大きい」という回答だった。採用判断の精度を上げるためにも、人事部門の業務効率化や採用データの収集・分析強化にも注力したい。